VMware Integrated OpenStack ユーザー インターフェイスの ロード バランサーの作成 ウィザードを使用して、LBaaS を設定できます。

前提条件

  • ネットワークにパブリック サブネットおよびルーターを作成します。NSX Data Center for vSphere デプロイでは、ルーター タイプを exclusive にする必要があります。

    注:

    テナントのサブネットにロード バランサを作成できますが、ロード バランサにフローティング IP アドレスを割り当てる必要があります。

  • 1 つ以上のクライアントと 2 つ以上のサーバ インスタンスを設定します。

手順

  1. VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにログインします。
  2. タイトル バーのドロップダウン メニューからプロジェクトを選択します。
  3. [プロジェクト] > [ネットワーク] > [ロード バランサ] の順に選択して、[ロード バランサの作成] をクリックします。
  4. 名前、説明、IP アドレス、およびサブネットを指定し、[次へ] をクリックします。

    このサブネットのメンバーのみを LBaaS プールに追加できます。

  5. 新しいロード バランサのリスナーを作成し、[次へ] をクリックします。
  6. LBaaS プールの名前、説明、ロード バランシング メソッドを指定し、[次へ] をクリックします。

    サポートされているロード バランシング メソッドは次のとおりです。

    メソッド

    説明

    [LEAST_CONNECTIONS]

    新しいクライアント要求は、接続数が最も少ないサーバに送信されます。

    [ROUND_ROBIN]

    各サーバは、割り当てられている重み付けに従って順番に使用されます。

    [SOURCE_IP]

    同じソース IP アドレスからのすべての接続は、プールの同じメンバーによって処理されます。

  7. ロード バランサ プールに追加するサーバおよびクライアント インスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
  8. 健全性監視のパラメータを指定し、[次へ] をクリックします。

    パラメータ

    説明

    監視タイプ

    [HTTP][PING]、または [TCP] を指定します。

    間隔

    メンバーにプローブを送信してから次のプローブを送信するまでの時間を入力します。

    再試行回数

    メンバーのステータスを INACTIVE に変更する前に、許可される接続失敗回数を入力します。

    タイムアウト

    タイムアウトまでに、接続の確立を監視が待機する秒数を入力します。

    タイムアウトの値は間隔の値よりも小さくする必要があります。

    [HTTP] を選択する場合は、HTTP メソッド、期待するステータス コード、および URL も設定する必要があります。

  9. [ロード バランサの作成] をクリックします。
  10. テナントのサブネットにロード バランサを作成した場合は、ロード バランサにフローティング IP アドレスを関連付けます。
    1. ロード バランサの右側にある下矢印をクリックし、[フローティング IP アドレスの関連付け] を選択します。
    2. フローティング IP アドレスまたはプールを選択し、[関連付け] をクリックします。
  11. (オプション) LBaaS 構成を検証するためのテスト要求を送信します。
    1. OpenStack 管理サーバviouser としてログインします。
    2. テスト用の index.html ファイルを作成します。
    3. 同じディレクトリで、Web サーバを起動します。
      sudo python -m SimpleHTTPServer 80
    4. クライアント インスタンスにログインします。
    5. wget コマンドを実行し、実行した要求がプール内のサーバ間で適切に負荷分散されているかどうかを確認します。
      wget -O - http://mgmt-server-ip

次のタスク

ロード バランサを開き、[リスナーの作成] をクリックすると、リスナーを追加できます。