NSX-T Data Center を使用して追加の Neutron アベイラビリティ ゾーンを作成するには、VMware Integrated OpenStack の設定を更新します。

前提条件

アベイラビリティ ゾーンごとに個別の DHCP プロファイルとメタデータ プロキシ サーバを作成します。アベイラビリティ ゾーンで Edge クラスタを共有したり、別の Edge クラスタを使用したりできます。

手順

  1. OpenStack 管理サーバviouser としてログインします。
  2. デプロイで custom.yml ファイルを使用していない場合は、テンプレート custom.yml ファイルを /opt/vmware/vio/custom ディレクトリにコピーします。
    sudo mkdir -p /opt/vmware/vio/custom
    sudo cp /var/lib/vio/ansible/custom/custom.yml.sample /opt/vmware/vio/custom/custom.yml
  3. テキスト エディタで /opt/vmware/vio/custom/custom.yml ファイルを開きます。
  4. nsxv3_availability_zones パラメータのコメントを解除し、その値として、作成するアベイラビリティ ゾーンの名前を設定します。

    このパラメータの値には、複数のアベイラビリティ ゾーンを含めることができます。複数の名前をカンマ (,) で区切ります。

  5. nsxv3_availability_zones_detail パラメータのコメントを解除し、新しいアベイラビリティ ゾーン用にそのパラメータを設定します。

    オプション

    説明

    zone_name

    設定するアベイラビリティ ゾーンの名前を入力します。

    metadata_proxy

    アベイラビリティ ゾーンのメタデータ プロキシ サーバの名前または UUID を入力します。

    dhcp_profile

    アベイラビリティ ゾーンの DHCP プロファイルの名前または UUID を入力します。

    native_metadata_route

    (オプション)メタデータ プロキシ サービスで使用するルートを指定します。CIDR 表記で、IP アドレスとプリフィックスを入力します。

    dns_domain

    (オプション)アベイラビリティ ゾーン内のホスト名の DNS ドメインを入力します。

    nameservers

    (オプション)DHCP バインドのエントリを設定するために 1 台以上の DNS サーバを入力します。

    default_overlay_tz

    (オプション)デフォルトのオーバーレイ転送ゾーンの名前または UUID を入力します。

    default_vlan_tz

    (オプション)デフォルトの VLAN 転送ゾーンの名前または UUID を入力します。

    switching_profiles

    (オプション)アベイラビリティ ゾーンのスイッチング プロファイルの UUID を入力します。

    dhcp_relay_service

    (オプション)アベイラビリティ ゾーンの DHCP リレー サービスの名前または UUID を入力します。

    default_tier0_router

    (オプション)アベイラビリティ ゾーンのデフォルトの Tier-0 ルーターの名前または UUID を入力します。

    設定した各アベイラビリティ ゾーンの上記のパラメータのコピーを必ず 1 つ作成します。

  6. 更新された設定をデプロイします。
    sudo viocli deployment configure

    設定をデプロイすると、OpenStack サービスが一時的に中断されます。

タスクの結果

新しいアベイラビリティ ゾーンが作成されます。ネットワークのアベイラビリティ ゾーンを指定するには、ネットワークを作成するときに、--availability-zone-hintaz-name パラメータを指定します。

N-VDS の標準データ パスと拡張データ パスに対する個別のアベイラビリティ ゾーンの作成

次の手順では、個別のアベイラビリティ ゾーンを実装し、拡張データ パス モードの N-VDS には NFV ワークロードを、標準モードの N-VDS には他のワークロードをデプロイできるようにします。この例では、標準モードの NSX-T Data Center を使用して VMware Integrated OpenStack がデプロイされています。アベイラビリティ ゾーンは、同じ Tier-0 ルーターおよび Edge クラスタに設定されます。VMware Integrated OpenStack 管理ネットワークは、192.0.2.10 ~ 192.0.2.50 の IP アドレス範囲を使用します。

  1. NSX-T Data Center で、拡張データ パス モードの N-VDS を使用してオーバーレイ トランスポート ゾーンおよび VLAN トランスポート ゾーンを設定します。拡張データ パス を参照してください。

    オーバーレイ トランスポート ゾーンの名前は nfv-overlay-tz、VLAN トランスポート ゾーンの名前は nfv-vlan-tz です。

  2. 新しいアベイラビリティ ゾーンの DHCP プロファイルを作成します。

    1. NSX Manager[DDI] > [DHCP] の順に選択します。

    2. [サーバ プロファイル] タブで [追加] をクリックします。

    3. 名前に nfv-dhcp を入力し、既存の Edge クラスタを選択します。

    4. [追加] をクリックします。

  3. 新しいアベイラビリティ ゾーンのメタデータ プロキシ サーバを作成します。

    1. NSX Manager[DDI] > [DHCP] の順に選択します。

    2. [メタデータ プロキシ] タブで [追加] をクリックします。

    3. 名前に nfv-mdp を入力します。

    4. Nova サーバの URL に http://192.0.2.10:8775 を入力します。

    5. シークレットに mdpassword を入力します。

    6. 既存の Edge クラスタを選択します。

    7. [追加] をクリックします。

  4. OpenStack 管理サーバviouser としてログインします。

  5. custom.yml ファイルを開き、次の情報を追加します。

    nsxv3_availability_zones: nfv-az
    nsxv3_availability_zones_detail: [{'zone_name': 'nfv-az', 'metadata_proxy': 'nfv-mdp', 'dhcp_profile': 'nfv-dhcp', 'default_overlay_tz': 'nfv-overlay-tz', 'default_vlan_tz': 'nfv-vlan-tz'},]
    
  6. 更新された設定をデプロイします。

    sudo viocli deployment configure
  7. 新しいアベイラビリティ ゾーン内にネットワークを作成します。

    1. root ユーザーに切り替えて、クラウド管理者の認証情報ファイルをロードします。

      sudo su -
      source ~/cloudadmin.rc
    2. ネットワークを作成します。

      neutron net-create nfv-network --tenant-id nfv-project --availability-zone-hint nfv-az