viocli volume-migrate コマンドを使用して、データストア間で 1 つ以上の未接続 Cinder ボリュームを移行します。

注:

接続されているボリュームを移行するには、インスタンス全体を移行する必要があります。

シャドウ仮想マシンのボリュームを移行するには、viocli ds-migrate-prep コマンドを使用した後、vSphere Client を使用して移行を完了します。

viocli volume-migrate コマンドは次の構文を使用します。

viocli volume-migrate [-d NAME] {--volume-ids UUID1[,UUID2...] | --source-dc SRC-DC-NAME --source-ds SRC-DS-NAME] DEST-DC-NAME DEST-DS-NAME [--ignore-storage-policy] [--verbose]

パラメータ

必須か任意か

説明

-d NAME または --deployment NAME

任意

使用するデプロイの名前。

値を入力しない場合、デフォルトのデプロイが使用されます。

--volume-ids UUID1

--source-dc および --source-ds が使用されている場合を除き必須

UUID で指定された 1 つ以上のボリュームを移行します。複数のボリュームを指定するには、UUID をカンマ区切りで指定します。

たとえば、次のコマンドは 2 つのボリュームをデータセンター DC-01 のデータストア DS-01 に移行します。

viocli volume-migrate --volume-ids 25e121d9-1153-4d15-92f8-c92c10b4987f,4f1120e1-9ed4-421a-b65b-908ab1c6bc50 DC-01 DS-01

--source-dc SRC-DC-NAME

--volume-ids が使用されている場合を除き必須

移行元のデータセンターを指定します。

このオプションは、--source-ds オプションとともに使用する必要があります。

--source-ds SRC-DS-NAME

--volume-ids が使用されている場合を除き必須

移行元のデータストアを指定します。

このオプションは、--source-dc オプションとともに使用する必要があります。

たとえば、次のコマンドはデータセンター DC-01 のデータストア DS-01 からデータセンター DC-02 のデータストア DS-02 にすべてのボリュームを移行します。

viocli volume-migrate --source-dc DC-01 --source-ds DS-01 DC-02 DS-02

DEST-DC-NAME

必須

移行先のデータセンターを指定します。

DEST-DS-NAME

必須

移行先のデータストアを指定します。

--ignore-storage-policy

任意

ストレージ ポリシーのコンプライアンス チェックを無視します。

このパラメータを指定すると、移行先のデータストアが、移行されるボリュームのストレージ ポリシーに準拠していない場合でも、ボリュームの移行が可能になります。

--verbose

任意

詳細モードで出力を表示します。

viocli volume-migrate -h または viocli volume-migrate --help を実行して、コマンドのパラメータを表示することもできます。