いくつかのワークロードで重要または必要とされるパフォーマンスを向上させるため、OpenStack でページあたり 1 GB までのヒュージ ページのサポートを有効にできます。ヒュージ ページは、フレーバーの追加仕様またはイメージのメタデータを使用して明示的に要求します。

前提条件

  • VMware Integrated OpenStack 5.0 以降が実行されていることを確認します。

  • デプロイに vSphere 6.7 以降が含まれていることを確認します。

手順

  1. hw および quota プロパティを使用して、ヒュージ ページを要求するフレーバーの追加仕様を追加します。
    $ openstack flavor set m1.large --property hw:mem_page_size=large
    $ openstack flavor set m1.large --property quota:memory_reservation_percent=100
    
  2. 次の例のように、ヒュージ ページ フレーバーを使用して OpenStack インスタンスを作成します。
    $ openstack server create --flavor m1.large --image ubuntu foobar
    
  3. VMware Integrated OpenStack コンソールでゲスト OS にログインします。

    ヒュージ ページを有効にする方法は OS によって異なります。次の例は、Linux ホストで永続的なヒュージ ページを有効にする方法を示しています。

    1. 実行時にヒュージ ページを割り当てるには、 /etc/default/grub を変更して、ヒュージ ページのいくつかのパラメータを含めます。
      echo 'GRUB_CMDLINE_LINUX="default_hugepagesz=1G hugepagesz=1G hugepages=2 transparent_hugepage=never"' > /etc/default/grub
    2. ブートローダを更新します。
      update-grub2
    3. インスタンスを再起動します。
    4. インスタンスがヒュージ ページを使用していることを確認します。
      grep "Huge" /proc/meminfo

      Hugepagesize の値は 1 GB 以下である必要があります。