仮想マシン内で遅延の影響を受けるアプリケーションを実行している場合は、仮想 CPU の固定を使用することにより、仮想化によって生じる追加の遅延をなくすことができます。

重要:

この機能は、VMware Integrated OpenStack Carrier Edition でのみ提供されています。詳細については、VMware Integrated OpenStack のライセンスを参照してください。

仮想 CPU の固定を使用すると、遅延に対する感度を高く設定して、すべてのメモリおよび物理コア全体を OpenStack インスタンスの仮想 CPU 用に予約することができます。フレーバーに仮想 CPU の固定を設定し、このフレーバーを使用してインスタンスを作成します。

手順

  1. VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにクラウド管理者としてログインします。
  2. タイトル バーのドロップダウン メニューから [管理] プロジェクトを選択します。
  3. [管理] > [コンピューティング] > [フレーバー] の順に選択します。
  4. 仮想 CPU の固定に使用する新しいフレーバーを作成するか、既存のフレーバーを選択します。
  5. 使用するフレーバーの横にある [メタデータの更新] を選択します。
  6. 利用可能なメタデータ ペインで [CPU の固定] を展開して、[CPU の固定のポリシー] の横にある [追加](プラス記号)アイコンをクリックします。
  7. hw:cpu_policy の値を dedicated に設定して、[保存] をクリックします。

次のタスク

これで、この手順で変更したフレーバーを使用して設定することにより、インスタンス上で仮想 CPU の固定を有効にできるようになりました。