vSphere ストレージ ポリシーを使用して、OpenStack インスタンスが作成されるデータストアを制御することができます。
前提条件
vSphere で目的のストレージ ポリシーを作成します。
手順
- OpenStack 管理サーバ に
viouser
としてログインします。
- デプロイで custom.yml ファイルを使用していない場合は、テンプレート custom.yml ファイルを /opt/vmware/vio/custom ディレクトリにコピーします。
sudo mkdir -p /opt/vmware/vio/custom
sudo cp /var/lib/vio/ansible/custom/custom.yml.sample /opt/vmware/vio/custom/custom.yml
- テキスト エディタで /opt/vmware/vio/custom/custom.yml ファイルを開きます。
- nova_pbm_enabled パラメータのコメントを解除し、その値を true に設定します。
- ストレージ ポリシーに関連付けられていないフレーバーでインスタンスを作成する場合は、nova_pbm_default_policy パラメータをコメント解除し、デフォルトで使用するストレージ ポリシーの名前に、この値を設定します。
- nova_scheduler_default_filters パラメータをコメント解除して、末尾に AggregateInstanceExtraSpecsFilter を追加します。
nova_scheduler_default_filters: RetryFilter, AvailabilityZoneFilter, RamFilter, ComputeFilter, ComputeCapabilitiesFilter, ImagePropertiesFilter, ServerGroupAntiAffinityFilter, ServerGroupAffinityFilter, PciPassthroughFilter, AggregateInstanceExtraSpecsFilter
- 更新された設定をデプロイします。
sudo viocli deployment configure
設定をデプロイすると、OpenStack サービスが一時的に中断されます。
- VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにクラウド管理者としてログインします。
- タイトル バーのドロップダウン メニューから [管理] プロジェクトを選択します。
- の順に選択します。
- 新しいフレーバーを作成するか、既存のフレーバーを選択します。
- フレーバーの右側にある [メタデータの更新] をクリックします。
- 利用可能なメタデータ ペインで [VMware ポリシー] を展開し、[ストレージ ポリシー] の横にある [追加](プラス記号)アイコンをクリックします。
- vmware:storage_policy パラメータの値として目的のストレージ ポリシー名を入力し、[保存] をクリックします。
タスクの結果
指定した vSphere ストレージ ポリシーは、このフレーバーから作成されるすべての新しい OpenStack インスタンスに適用されます。デフォルトのストレージ ポリシーが、ストレージ ポリシーに関連付けられていないフレーバーから作成されたすべての新しいインスタンスに適用されます。