viocli swift コマンドを使用すると、OpenStack デプロイの Swift クラスタおよびノードを管理できます。
viocli swift コマンドは、異なるタスクを実行するさまざまなアクションをサポートしています。以下のパラメータは、すべてのアクションに適用されます。
パラメータ |
必須か任意か |
説明 |
---|---|---|
-d NAME または --deployment NAME |
任意 |
使用するデプロイの名前。 値を入力しない場合、デフォルトのデプロイが使用されます。 |
-p または --progress |
任意 |
実行中の処理の進行状況を表示します。 |
--verbose |
任意 |
詳細モードで出力を表示します。 |
viocli swift -h または viocli swift --help を実行して、コマンドのパラメータを表示できます。また、アクションに対して -h または --help オプションを使用して、そのアクションのパラメータを表示することもできます。たとえば、viocli swift create-cluster -h
は、create-cluster
アクションのパラメータを表示します。
viocli swift がサポートするアクションは以下のとおりです。
viocli swift create-cluster [-d NAME] --cluster-moid MOID --datastores DS1[,DS2...] [--storage-node-count STORAGE-NODES] [--proxy-node-count PROXY-NODES] [--disk-size GB] [--swift-partition-power-count PARTITION-POWER] [--swift-replica-count REPLICAS] [--swift-min-part-hours HOURS] [-f SPEC-FILE] [-p] [--verbose]
Swift クラスタを作成します。create-cluster
アクションには、以下の追加のパラメータが適用されます。
パラメータ |
必須か任意か |
説明 |
---|---|---|
--cluster-moid |
-f が使用されている場合を除き必須 |
vSphere クラスタの管理対象オブジェクト ID (MOID)。 |
--datastores |
-f が使用されている場合を除き必須 |
Swift ストレージ ノードで使用するデータストアをカンマ区切りで指定します。
重要:
Swift ではデータストア クラスタはサポートされません。 |
--storage-node-count |
任意 |
作成する Swift ストレージ ノードの数。 値を入力しない場合、デフォルトで |
--proxy-node-count |
任意 |
作成する Swift プロキシ ノードの数。 値を入力しない場合、デフォルトで |
--disk-size |
任意 |
Swift ストレージ ノードの GB 単位のディスク サイズ。 値を入力しない場合、デフォルトで |
--swift-partition-power-count |
任意 |
Swift リングのパーティションのべき乗。リングによって管理されるパーティションの数は、パーティションの値で 2 をべき乗した値に等しくなります。 値を入力しない場合、デフォルトで |
--swift-replica-count |
任意 |
Swift に格納されているオブジェクトの作成するレプリカの数。 値を入力しない場合、デフォルトで
注:
レプリカの数は、デプロイ内のストレージ ノードの数を超えることはできません。 |
--swift-min-part-hours |
任意 |
パーティションを別のストレージ ノードに割り当てる可能になるまでの期間(時間単位)。 値を入力しない場合、デフォルトで |
-f または --json-file |
任意 |
Swift クラスタを作成するためのパラメータを含む JSON ファイル。 |
JSON ファイルの形式は以下のとおりです。
{ "cluster_moid": "moid", "storage_node_number": storage-nodes, "proxy_node_number": proxy-nodes, "ring_settings": { "swift_replica_count": replicas, "swift_min_part_hours": hours, "swift_partition_power_count": power }, "storage_settings": [ { "datastore_name": "ds1", "zone_number": ds1-zone, "disk_size": ds1-disk-gb } ] }
作成する各ストレージ ノードに対して、storage_settings セクションの内容のコピーを作成します。
JSON ファイルを使用せずにクラスタを作成すると、ゾーン番号は指定したデータストアに順番に割り当てられます。JSON ファイル内で zone_number パラメータを使用して特定のゾーン番号を割り当てるか、同じゾーン内に複数のデータストアを配置することができます。1 つのデータストアを複数のゾーンに配置することはできません。
viocli swift delete-cluster [-d NAME] [-f] [-p] [--verbose]
Swift クラスタを削除します。
パラメータ |
必須か任意か |
説明 |
---|---|---|
-f または --force |
任意 |
確認のプロンプトを表示せずにクラスタを削除します。 |
viocli swift add-storage [-d NAME] --datastores DS1[,DS2...] [--storage-node-count STORAGE-NODES] [--disk-size GB] [-f SPEC-FILE] [-p] [--verbose]
既存の Swift クラスタにストレージ ノードを追加します。
パラメータ |
必須か任意か |
説明 |
---|---|---|
--datastores |
-f が使用されている場合を除き必須 |
新しい Swift ストレージ ノードで使用するデータストアをカンマ区切りで指定します。
重要:
Swift ではデータストア クラスタはサポートされません。 |
--storage-node-count |
任意 |
追加する Swift ストレージ ノードの数。 値を入力しない場合、デフォルトで |
--disk-size |
任意 |
新しい Swift ストレージ ノードの GB 単位のディスク サイズ。 値を入力しない場合、デフォルトで |
-f または --json-file |
任意 |
ストレージ ノードを作成するためのパラメータを含む JSON ファイル。 |
JSON ファイルの形式は以下のとおりです。
{ "storage_node_number": nodes, "storage_settings": [ { "datastore_name": "ds1", "zone_number": ds1-zone, "disk_size": ds1-disk-gb } ] }
作成する各ストレージ ノードに対して、storage_settings セクションの内容のコピーを作成します。
JSON ファイルを使用しないでストレージ ノードを追加すると、ゾーン番号は指定したデータストアに順番に割り当てられます。JSON ファイル内で zone_number パラメータを使用して特定のゾーン番号を割り当てるか、同じゾーン内に複数のデータストアを配置することができます。1 つのデータストアを複数のゾーンに配置することはできません。
viocli swift add-proxy [-d NAME] [--proxy-node-count PROXY-NODES] [-p] [--verbose]
既存の Swift クラスタにプロキシ ノードを追加します。
パラメータ |
必須か任意か |
説明 |
---|---|---|
--proxy-node-count |
任意 |
追加する Swift プロキシ ノードの数。 値を入力しない場合、デフォルトで |
viocli swift list-datastore-zone-mapping [-d NAME] [-p] [--verbose]
すべてのデータストア、およびそれらが配置されているゾーンを表示します。