viocli recover コマンドを使用して、ノードまたはノードのグループをリカバリします。
ほとんどの OpenStack ノードはステートレスであるため、バックアップ ファイルなしでリカバリできます。ただし、OpenStack データベース ノードまたは Swift ノードをリカバリするには、バックアップ ファイルが必要です。
viocli recover コマンドは次の構文を使用します。
viocli recover [-d NAME] {-n NODE1... | -r ROLE1... [-n NODE1...]} [-dn BACKUP] [-nfs NFS-VOLUME] [--verbose]
パラメータ |
必須か任意か |
説明 |
---|---|---|
-d NAME または --deployment NAME |
任意 |
使用するデプロイの名前。 値を入力しない場合、デフォルトのデプロイが使用されます。 |
-n, --node NODE |
-r が使用されている場合を除き必須 |
1 台以上のノードをリカバリします。複数のノードをカンマ区切りで指定できます。 デプロイのノードを表示するには、viocli show コマンドを使用します。仮想マシン名 の列に表示された値をこのコマンドの引数として使用できます。 たとえば、次のコマンドは、指定した NFS バックアップ ファイルから 2 台のノードをリカバリします。
|
-r ROLE または --role ROLE |
-n が使用されている場合を除き必須 |
指定されたロールに割り当てられているすべてのノードをリカバリします。複数のロールをカンマ区切りで指定できます。同じコマンドに -n または --node を指定すると、そのロールに割り当てられていない追加のノードをリカバリすることもできます。 デプロイのノードを表示するには、viocli show コマンドを使用します。ロール の列に表示された値をこのコマンドの引数として使用できます。
注:
Swift ノードは、ロールごとにリカバリすることはできません。 たとえば、次のコマンドは、指定した NFS バックアップ ファイルから DB ロールに割り当てられているノードをリカバリします。
|
-dn BACKUP または --dir-name BACKUP |
Swift ノードまたは OpenStack データベース全体をリカバリする場合は必須 |
OpenStack データベースまたは Swift リングのバックアップ ファイルを含むフォルダ。
以下をリカバリする場合、このパラメータは必須です。
|
-nfs NFS-VOLUME |
Swift ノードまたは OpenStack データベース全体をリカバリする場合は必須 |
remote-host:/remote-dir 形式のターゲット NFS ボリュームの名前または IP アドレスとディレクトリ。 例: 以下をリカバリする場合、このパラメータは必須です。
|
--verbose |
任意 |
詳細モードで出力を表示します。 |
viocli recover -h または viocli recover --help を実行して、コマンドのパラメータを表示することもできます。