VMware Integrated OpenStack の実行に必要な特定のハードウェアは、選択したデプロイおよびネットワークのタイプによって異なります。

注:

VMware Integrated OpenStack で使用される各 ESXi ホストには、8 台以上の論理プロセッサが必要です。

HA デプロイ

次の仮想マシンをデプロイするには、3 台の ESXi ホストが必要です。

コンポーネント

仮想マシン

vCPU

vRAM (GB)

ディスク領域 (GB)

OpenStack 管理サーバ

1

VDS:2(仮想マシンあたり 2)

NSX:4(仮想マシンあたり 4)

4(仮想マシンあたり 4)

25(仮想マシンあたり 25)

OpenStack テンプレート

1

2(仮想マシンあたり 2)

4(仮想マシンあたり 4)

20(仮想マシンあたり 20)

ロード バランサ

2

4(仮想マシンあたり 2)

8(仮想マシンあたり 4)

40(仮想マシンあたり 20)

データベース

3

12(仮想マシンあたり 4)

48(仮想マシンあたり 16)

240(仮想マシンあたり 80)

コントローラ

2

16(仮想マシンあたり 8)

32(仮想マシンあたり 16)

160(仮想マシンあたり 80)

コンピューティング ドライバ

1

2(仮想マシンあたり 2)

4(仮想マシンあたり 4)

20(仮想マシンあたり 20)

合計

10

VDS:38

NSX:40

100

505

デプロイに追加する各コンピューティング クラスタに対して、同じ仕様を持つ追加のコンピューティング ドライバ仮想マシンが作成されます。

コンパクト デプロイ

次の仮想マシンをデプロイするには、1 台の ESXi ホストが必要です。

コンポーネント

仮想マシン

vCPU

vRAM (GB)

ディスク領域 (GB)

OpenStack 管理サーバ

1

2

4

25

OpenStack テンプレート

1

2

4

20

制御プレーン

1

8

16

80

コンピューティング ドライバ

1

2

4

20

合計

4

14

28

145

デプロイに追加する各コンピューティング クラスタに対して、同じ仕様を持つ追加のコンピューティング ドライバ仮想マシンが作成されます。

小規模のデプロイ

次の仮想マシンをデプロイするには、1 台の ESXi ホストが必要です。

コンポーネント

仮想マシン

vCPU

vRAM (GB)

ディスク領域 (GB)

OpenStack 管理サーバ

1

2

4

25

OpenStack テンプレート

1

2

4

20

制御とコンピューティング

1

8

24

80 (20 + 60)

合計

3

12

32

125

VDS ネットワーク

VDS ネットワークを使用した HA デプロイでは、次のリソースも必要です。

コンポーネント

仮想マシン

vCPU

vRAM (GB)

ディスク領域 (GB)

DHCP

2

8(仮想マシンあたり 4)

32(仮想マシンあたり 16)

40(仮想マシンあたり 20)

VDS ネットワークを使用したコンパクト デプロイおよび小規模のデプロイの場合、DHCP サービスはコントローラ ノードで実行され、独立した仮想マシンは必要ありません。

NSX Data Center for vSphere ネットワーク

NSX インストール ガイド』のNSX Data Center for vSphere のシステム要件を参照してください。

NSX-T Data Center ネットワーク

NSX-T インストール ガイド』のシステム要件を参照してください。

追加コンポーネント

Ceilometer を使用する場合は、次のリソースも必要です。

コンポーネント

仮想マシン

vCPU

vRAM (GB)

ディスク領域 (GB)

Ceilometer

1

4(仮想マシンあたり 4)

4(仮想マシンあたり 4)

20 + 60(仮想マシンあたり 20 + 60)

Gnocchi ストレージ

1

4(仮想マシンあたり 4)

4(仮想マシンあたり 4)

20(仮想マシンあたり 20)

Gnocchi コンピューティング

3

12(仮想マシンあたり 4)

12(仮想マシンあたり 4)

60(仮想マシンあたり 20)

合計

5

20

20

160

Swift を使用する場合は、デプロイの規模に応じて追加のリソースが必要です。次の表に、デフォルトで必要なリソースのみを示します。

コンポーネント

仮想マシン

vCPU

vRAM (GB)

ディスク領域 (GB)

Swift プロキシ

2

16(仮想マシンあたり 8)

32(仮想マシンあたり 16)

40(仮想マシンあたり 20)

Swift ストレージ

3

6(仮想マシンあたり 2)

6(仮想マシンあたり 2)

60 + 6144(仮想マシンあたり 20 + 2048)

合計

5

22

38

6244

Swift クラスタを作成する際、クラスタ内のストレージ ノードおよびプロキシ ノードの数とディスク サイズを指定できます。クラスタの作成後にノードを追加することもできます。

プロキシ ノードまたはストレージ ノードに使用する vCPU の数または vRAM の量を変更する必要がある場合は、/opt/vmware/vio/etc/omjs.properties ファイルの次のパラメータを変更して、OpenStack 管理サーバ サービスを再起動します。

oms.vmsize.cpu.swift_proxy
oms.vmsize.cpu.swift_storage
oms.vmsize.memory.swift_proxy
oms.vmsize.memory.swift_storage

各ノードのルート ディスクのサイズは、20 GB に固定されています。