VMware Integrated OpenStack 5.1 パッチをインストールするには、viopatch ユーティリティを使用します。

重要:

viopatch uninstall アクションはサポートが終了しています。これを使用して以前のバージョンに戻すことはできません。したがって、バージョンを元に戻すにはこのプロセスで作成されたスナップショットが必要になります。すべての確認タスクが完了し、以前のバージョンに戻す必要がないことを確認するまでは、作成したスナップショットを削除しないでください。

前提条件

  • VMware Integrated OpenStack ダウンロード ページ から VMware Integrated OpenStack 5.1 パッチをダウンロードします。パッチは DEB ファイルとして提供されます。

  • 使用している環境が VMware Integrated OpenStack 5.1 の要件を満たしていることを確認します。VMware Integrated OpenStack のシステム要件を参照してください。

  • VMware Integrated OpenStack 5.1 に必要なネットワーク ポートが開いていることを確認します。必要なネットワーク ポートを参照してください。

    重要:

    HAProxy Web ユーザー インターフェイスは現在ポート 1993 を使用しています。ファイアウォールの設定を適宜更新してください。

  • NSX-T Data Center デプロイでは、Barbican をキー マネージャとして使用しない場合、次のように custom.yml ファイルを変更します。

    1. Barbican のオプションで、cert_manager_type のコメントを解除します。

    2. その値を vmware_nsxv3 に設定します。

  • 現在のデプロイで VMware Integrated OpenStack 5.0 が実行されていることを確認します。古いバージョンを実行している場合は、VMware Integrated OpenStack のアップグレードに記載されている手順を実行します。

手順

  1. vSphere Client で、OpenStack 管理サーバ 仮想マシンのスナップショットを作成します。
  2. OpenStack 管理サーバ にログインし、スナップショットを作成します。
    sudo viopatch snapshot take
    注:

    このコマンドを実行すると、OpenStack サービスは停止します。パッチをインストール後にサービスが再開します。

  3. VMware Integrated OpenStack 5.1 パッチ ファイルを OpenStack 管理サーバ 仮想マシンに転送します。
  4. パッチ ファイルを追加およびインストールします。
    sudo viopatch add -l path/vio-patch-5.1_5.1.0.10738236_all.deb
    sudo viopatch install -p vio-patch-5.1 -v 5.1.0.10738236

    sudo viopatch list コマンドを実行すると、追加されたすべてのパッチと対応するバージョンをいつでも表示することができます。

次のタスク

パッチを適用したバージョンが正しく動作していることを確認したら、sudo viopatch snapshot remove を実行してスナップショットを削除できます。このアクションは元に戻すことはできません。スナップショットを削除した後でロールバックすることはできません。

以前のバージョンにロールバックする必要がある場合は、VMware Integrated OpenStack パッチのロールバックを参照してください。