vRealize Orchestrator を介して VMware Integrated OpenStackvRealize Automation と統合すると、制御およびガバナンスの適用、OpenStack デプロイのリソース プールとしての管理、および vRealize Automation ポータルからの VMware Integrated OpenStack の管理が可能となります。

2 つのソリューションを連携させるには、Keystone フェデレーションを有効にして、OpenStack 管理サーバ を介して vRealize Automation テナントの FQDN を設定し、 vRealize Orchestrator OpenStack プラグインをインストールします。

前提条件

手順

  1. OpenStack 管理サーバ にログインします。
  2. vRealize Automation を Keystone ID プロバイダとして追加します。
    sudo viocli federation identity-provider add --type vidm

    次の情報を入力するよう求められます。

    オプション

    説明

    ID プロバイダ名 [None(なし)]:

    ID プロバイダの名前

    Identity provider display name (for Horizon) [VMware Identity Manager]:

    VMware Integrated OpenStack ダッシュボード上に表示する ID プロバイダの名前

    説明 [None(なし)]:

    この ID プロバイダのカスタムの説明

    vIDM エンドポイント アドレス [None(なし)]:

    形式 https://vidm-endpoint-ip.eng.vmware.comVMware Identity Manager エンドポイントの IP アドレス

    vIDM 管理者ユーザー [admin(管理者)]:

    VMware Identity Manager 管理者のユーザー名

    vIDM 管理者パスワード:

    VMware Identity Manager 管理者のパスワード

    TLS/SSL 接続を確立する際に証明書を確認しない [False]:

    証明書の検証を無効にする場合は true を、証明書の検証を有効にする場合は false と入力します。

    vIDM テナント名 []:

    vsphere.local と入力します

    フェデレーション ユーザーに関連付けられるドメイン名の入力 [Default]:

    すべてのフェデレーション ユーザーが属するドメイン。指定されたドメインがない場合は、作成されます。

    フェデレーション ユーザーに関連付けられるグループの名前の入力(カンマ「,」区切り)[]:

    すべてのフェデレーション ユーザーが属するグループ。指定されたグループがない場合は、作成されます。

    注:

    カスタム マッピングで定義されているすべてのグループを含めます。

    詳細設定の変更(Y/N)

    N と入力します

  3. デプロイ構成を更新します。
    sudo viocli identity configure

    このコマンドにより、VMware Integrated OpenStack デプロイが一時的に停止します。

  4. vRealize Automation テナントに VMware Integrated OpenStack タブを設定します。
    sudo viocli vros enable -vt vra-tenant-name -vh vra-ip -va vra-admin -vrs mgmt-server-ip
    注:

    すべて大文字で vra-tenant-name 値を入力します。

  5. vRealize Orchestrator OpenStack プラグインをデプロイします。

    Using the vRealize Orchestrator OpenStack Plug-In 2.0」ドキュメントのDeploy the vRealize Orchestrator OpenStack Plug-Inを参照してください。

タスクの結果

これで、vRealize Automation ポータルを介して VMware Integrated OpenStack を管理し、ブループリントを設計および使用することができます。

詳細については、vRealize Orchestrator OpenStack プラグインの使用を参照してください。