vCenter Server インスタンスに VMware Integrated OpenStack をデプロイします。これにより、OpenStack 管理サーバ がインストールされ、vSphere デプロイに統合される OpenStack クラウド インフラストラクチャを構成および実装するときに使用されます。

重要:

VMware Integrated OpenStack OVA を HTML5 vSphere Client にインストールすることはできません。この手順では、Flex ベースの vSphere Web Client を使用してください。

前提条件

  • VMware Integrated OpenStack で使用する vSphere およびその他の VMware 製品をデプロイまたはアップグレードします。

  • vCenter Server インスタンスが正しく準備されていることを確認します。環境の準備を参照してください。

  • VMware Integrated OpenStack ダウンロード ページ から VMware Integrated OpenStack 5.1 OVA ファイルを取得します。ファイルには、約 6 GB のストレージ容量が必要です。

手順

  1. vSphere Web Client にログインし、ホストおよびクラスタ ビューを選択します。
  2. VMware Integrated OpenStack 用に以前構成した管理クラスタを右クリックし、ポップアップ メニューで [OVF テンプレートのデプロイ] を選択します。
  3. VMware Integrated OpenStack OVA へのパスを入力し、[次へ] をクリックします。
  4. VMware Integrated OpenStack vApp の名前を入力して、準備中に定義したデータセンターを選択し、[次へ] をクリックします。
    注:

    VMware Integrated OpenStack vApp の名前には、文字、数字、およびアンダースコア (_) のみを含めることができます。vApp 名は 60 文字以下に、vApp 名とクラスタ名の組み合わせは 80 文字以下にする必要があります。

  5. vApp を実行するクラスタを選択し、[次へ] をクリックします。
  6. インストールするテンプレートの詳細を確認し、[次へ] をクリックします。
  7. 使用許諾契約書を参照して、[承諾] をクリックします。その後、[次へ] をクリックします。
  8. プロビジョニング形式およびストレージ ポリシーを指定し、vApp ファイルを保存するデータストアを選択して、[次へ] をクリックします。

    プロビジョニング形式の詳細については、『vSphere 仮想マシン管理』の仮想ディスクのプロビジョニング ポリシーについてを参照してください。

  9. 宛先ネットワーク 列で、準備中に定義した管理ネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
  10. テンプレートのカスタマイズ 画面で、OpenStack 管理サーバ 上の viouser アカウントのパスワードを入力します。

    その他のプロパティを展開し、OpenStack 管理サーバ、NTP サーバ、および Syslog サーバのパラメータを設定することもできます。

  11. 画面の左上に All properties have valid values(すべてのプロパティの値は有効です)が表示されたら、[次へ] をクリックします。
  12. vApp が vService に割り当てられることを確認し、[次へ] をクリックします。
  13. 設定の確認 画面で、設定を確認します。設定が正しいことを確認したら、[終了] をクリックして、vApp をインストールします。
  14. [ホーム] > [グローバル インベントリ リスト] の順に選択して、[vApp] をクリックします。
  15. VMware Integrated OpenStack vApp の名前を右クリックして、[電源] > [パワーオン] の順に選択します。

    vApp がパワーオンされて、VMware Integrated OpenStack アイコンがメイン メニューに表示されます。

    VMware Integrated OpenStack のアイコンが表示されない場合は、VMware Integrated OpenStack vApp の表示を参照してください。

次のタスク

OpenStack デプロイの作成