イメージからインスタンスを開始した場合、OpenStack は、インスタンスが開始された Compute ノードに、イメージのローカル コピーを作成します。OpenStack インスタンスは、vSphere 内で仮想マシンとして確認できますが、そのインスタンスを OpenStack で管理する必要があります。

前提条件

イメージ、フレーバー、ブロック ストレージ、およびネットワークが構成されており、それらを使用してインスタンスを開始できることを確認します。

手順

  1. VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにログインします。
  2. タイトル バーのドロップダウン メニューからプロジェクトを選択します。
  3. [プロジェクト] > [コンピューティング] > [イメージ] を選択します。

    [イメージ] ページに、現在のユーザーが使用できるイメージが表示されます。

  4. イメージの [アクション] 列で、[起動] をクリックします。
  5. [詳細] タブで次の項目を設定します。

    設定

    説明

    可用性ゾーン

    デフォルトでは、クラウド プロバイダが指定した可用性ゾーンに設定されます(nova など)。

    インスタンス名

    仮想マシンに割り当てられた名前。この値はラベルであり、検証されません。インスタンスを作成すると、UUID がインスタンスに割り当てられます。vSphere 内で仮想マシンを確認する場合、インスタンス名ではなく UUID でインスタンスを特定できます。

    フレーバー

    インスタンスの開始サイズ。クラウド管理者がフレーバーの定義と管理を行います。

    インスタンスの数

    開始されるインスタンスの数。デフォルトは 1 です。

    インスタンスの起動ソース

    [イメージから起動] を選択し、リストからイメージを選択します。

  6. [インスタンスの起動] ダイアログ ボックスの [アクセスとセキュリティ] タブで次の項目を設定します。

    設定

    説明

    キー ペア

    キー ペアを指定します。

    イメージで固定 root パスワードまたは固定キー セットが使用されている場合、インスタンスを開始するためにキー ペアを指定する必要はありませんが、ベストプラクティスとしてキー ペアの使用をお勧めします。

    セキュリティ グループ

    インスタンスに割り当てるセキュリティ グループを選択します。

    セキュリティ グループとは、どの受信ネットワーク トラフィックをインスタンスに転送するかを決定するルールのセットです。セキュリティ グループを作成していない場合は、デフォルトのセキュリティ グループのみをインスタンスに割り当てることができます。

  7. [ネットワーク] タブの [使用可能なネットワーク] フィールドの [+] アイコンをクリックし、ネットワークをインスタンスに追加します。
  8. (オプション) [作成後] タブで、インスタンスの起動後に実行するカスタマイズ スクリプトを指定します。
  9. [詳細オプション] タブのドロップダウン リストからディスク パーティションのタイプを選択します。

    設定

    説明

    自動

    ディスク全体が 1 つのパーティションであり、サイズ変更されます。

    手動

    ビルド時間を短縮できますが、手動でパーティションを作成する必要があります。

  10. [起動] をクリックします。

    新しいインスタンスがコンピューティング クラスタ内の 1 つのノードで開始されます。

  11. 新しいインスタンスを表示するには、[プロジェクト] > [コンピューティング] > [インスタンス] を選択します。

    [インスタンス] ページに、インスタンスの名前、プライベート IP アドレス、パブリック IP アドレス、サイズ、ステータス、タスク、電源状態が表示されます。