更新日:2019 年 12 月 27 日

VMware Integrated OpenStack 6.0 | 2019 年 12 月 24 日 | ビルド 15330102

リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。

重要な注意事項:

VMware Integrated OpenStack 6.0 ビルド 14501926(2019 年 9 月 3 日リリース)は、VMware Integrated OpenStack 6.0 ビルド 15330102 に置き換えられました。今後のすべてのインストールおよびアップグレードでは、必ず新しいビルド 15330102 を使用してください。VMware Integrated OpenStack 6.0 ビルド 14501926 がすでにインストールされている場合は、KB 76669 を参照して既存の環境にパッチを適用してください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

VMware Integrated OpenStack について

VMware Integrated OpenStack は、統合プロセスを効率化することで、OpenStack クラウド インフラストラクチャのデプロイを大幅に簡略化します。VMware Integrated OpenStack には事前設定なしですぐに使用できる OpenStack 機能と、vCenter Server で仮想アプライアンスとして稼動するデプロイ マネージャの vApp を介した簡単な構成ワークフローが備わっています。

新機能

  • OpenStack Stein:VMware Integrated OpenStack 6.0 は、OpenStack の Stein リリースに基づいています。
  • 最新バージョンの VMware 製品のサポート:VMware Integrated OpenStack 6.0 は、VMware vSphere 6.7 Update 3、NSX Data Center for vSphere 6.4.5、NSX-T Data Center 2.5、vSAN 6.7、vRealize Log Insight 4.8.0、および vRealize Operations Manager 7.5 をサポートし、これらと完全な互換性があります。
  • インテントベースの制御プレーン:次の機能があります。
    • マイクロサービス アーキテクチャ:すべての OpenStack サービスおよび VMware Integrated OpenStack 管理サービスは、Kubernetes によってコンテナ化され、管理されます。
    • 動的スケーリング:VMware Integrated OpenStack をデプロイした後に、制御プレーンをスケール アウトしたり、サービス インスタンスの数を増減したりできます。
    • コンパクトな占有量:インストールが軽量化され、制御プレーンで必要なコンピューティング、メモリ、および IP アドレスのリソースが、以前のバージョンより小さくなりました。
    • デプロイと構成の高速化:OpenStack のデプロイに必要な時間が大幅に短縮され、Day-2 操作後の再構成をさらに短時間で完了できます。
    • 標準ベースのライフサイクル管理 API:構成およびライフサイクル管理は、Kubernetes 拡張機能およびカスタム リソースをベースとしているため、完全にオープンな標準化 API と統合できます。
  • ユーザー インターフェイスの向上:VMware Integrated OpenStack に、vSphere Client から分離された、独立した HTML5 ベース Web インターフェイスが追加されました。さらに、viocli コマンドライン ユーティリティの構文の整合性が高まり、タブ補完機能が追加され、リソース設定のためのバージョン管理がサポートされるようになりました。「コマンドライン操作の比較」で詳細を確認し、すべてのスクリプトを適切に更新してください。
  • NSX Policy Manager のサポート:VMware Integrated OpenStack は、NSX-T Data Center Policy Manager をネットワーク バックエンドとしてサポートするようになりました。
  • IPv6 のサポート:VMware Integrated OpenStack データ プレーンは NSX Policy Manager のバックエンドを使用して IPv6 をサポートすることができます。このサポートには、次の機能が含まれます。
    • 固定 IPv6 アドレスのバインド
    • ステートレス アドレス自動構成 (SLAAC)
    • Neutron セキュリティ グループ
    • Firewall as a service (FWaaS)
    • Neutron ルーターの IPv6 およびデュアル スタック インターフェイス
    • Neutron ルーターの固定ルーティング
    • Neutron ルーターのソース NAT を使用しないルート再配分
  • バックアップのスケジューリング:管理者は、NFS ストレージの代わりに vSphere コンテンツ ライブラリを活用する VMware Integrated OpenStack のバックアップをスケジューリングできるようになりました。
  • OpenStack 機能:
    • Cinder ボリュームを First Class Disk (FCD) として作成することで、シャドウ仮想マシンが不要になり、特定のボリューム操作のパフォーマンスを向上させることができます。
    • Cinder ボリュームは、複数のインスタンスに同時に接続できます。
    • Glance は複数のバック エンドおよびマルチアップロードをサポートします。
    • Keystone Identity フェデレーションは、複数の ID プロバイダをサポートします。
  • VMware Essential PKS の統合:
    • VMware Integrated OpenStack 6.0 では、Essential PKS は、完全にサポートされているコンテナおよび IaaS ハイブリッド環境のインフラストラクチャ プロバイダとして完全にサポートされています。
    • Kubernetes 向けの OpenStack 統合を利用するには、Kubernetes コミュニティの OpenStack クラウド プロバイダを使用します。
    • NSX-T Data Center との統合は、NSX コンテナ プラグインを使用することで有効になり、サポートされます。
    • サンプルの Heat テンプレートを使用すると、Essential PKS や NSX を VMware Integrated OpenStack と一緒にデプロイする操作が簡素化され、管理者およびテナントはシンプルなクラスタを作成できるようになります。
  • VMware Photon オペレーティング システム:Kubernetes ワーカー ノードとして使用される VMware Integrated OpenStack 制御プレーン仮想マシンは、Photon オペレーティング システムをベースとしており、VMware が提供するセキュリティを強化して、パッケージ管理を統合します。

互換性

VMware Integrated OpenStack と vSphere コンポーネントなどの他の VMware 製品との互換性の詳細については、VMware 製品の相互運用性マトリックスを参照してください。

バージョン 6.0 へのアップグレード

VMware Integrated OpenStack 5.1 から VMware Integrated OpenStack 6.0 に直接アップグレードできます。「Upgrade VMware Integrated OpenStack」を参照してください。

VMware Integrated OpenStack 5.0 以前のバージョンを実行している場合は、まずバージョン 5.1 にアップデートしてから、バージョン 6.0 にアップグレードする必要があります。

非推奨に関する通知 

  • Kubernetes を使用する VMware Integrated OpenStack は販売が終了し、このバージョンで含まれなくなりました。
  • VMware Integrated OpenStack は、このバージョンで vRealize Automation による認定対象から外れました。ただし、汎用の OpenStack エンドポイントとしては認定対象です。
  • OpenStack 管理サーバ API は、このバージョンで提供されなくなりました。現在の Kubernetes ベースの API は後日公開されます。
  • 次のネットワーク機能は廃止されています。以降のバージョンでは削除される予定です。
    • Neutron 用の NSX Data Center for vSphere ドライバ。
    • Neutron 用の NSX-T Manager ドライバ。今後は、NSX-T Policy Manager ドライバが使用されます。
    • TVD プラグイン。単一の VMware Integrated OpenStack デプロイで、NSX Data Center for vSphere バックエンドと NSX-T Data Center バックエンドを使用できます。
  • Neutron LBaaS は廃止されており、以降のバージョンでは OpenStack Octavia プロジェクトで置き換えられます。

利用可能な言語

VMware Integrated OpenStack 6.0 は英語、および簡体字中国語、繁体字中国語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語の 7 つの追加言語でご利用になれます。

次の項目には ASCII 文字のみを含める必要があります。

  • OpenStack リソース(プロジェクト、ユーザー、イメージなど)の名前
  • インフラストラクチャ コンポーネント(ESXi ホスト、ポート グループ、データセンター、データストアなど)の名前
  • LDAP および Active Directory の属性 

VMware Integrated OpenStack 用オープン ソース コンポーネント

VMware Integrated OpenStack 6.0 で配布されるオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権情報とライセンスは、製品ダウンロード ページの [オープン ソース] タブで入手できます。VMware Integrated OpenStack のコンポーネントの公開パッケージをダウンロードすることもできます。これらのコンポーネントは GPL、LGPL、または他の同様なライセンスで管理されており、ライセンスに沿ってソース コードまたはソース コードの変更内容を公開する必要があります。

既知の問題

  • パブリック API のレート制限を使用できない

    VMware Integrated OpenStack 6.0 では、パブリック API にレート制限を適用できません。

    回避策:なし。この機能は、この後のバージョンで提供されます。

  • イメージ メタデータの vmware:extra_config が設定されている場合、フレーバーの追加仕様 vmware_extra_config が有効にならない

    イメージに vmware:extra_config メタデータを設定すると、フレーバーに対する追加仕様の vmware_extra_config が無視されます。これは、イメージ メタデータの特定の extra_config 値とフレーバーの追加仕様が競合しない場合でも同様です。

    回避策:イメージ メタデータ内またはフレーバーの追加仕様内に限定して、必要なすべての extra_config 値を設定します。

  • ログ分析サーバが削除された後にこのサーバの情報が表示される場合がある

    OpenStack のデプロイ時にログ分析サーバを構成し、後でデプロイからこのサーバを削除した場合、ログ分析用の IP アドレスが Integrated OpenStack Manager の Web インターフェイスに引き続き表示されることがあります。

    回避策:なし。IP アドレスが表示されていても、サーバはデプロイから削除されています。

  • 接続されたボリュームを使用してインスタンスを移行すると、このボリュームが削除されることがある

    インスタンスとその接続先のボリュームが異なるデータストアに配置されている場合、このボリュームが現在格納されているデータストアにインスタンスを移行すると、ボリュームは削除されます。

    回避策:移行対象のインスタンスに接続されたボリュームが格納されているデータストアに、インスタンスを移行しないでください。別のデータストアを選択します。

  • 複数のインスタンスを含むコンピューティング クラスタを削除し、後で追加し直すと、失敗することがある

    クラスタからインスタンスをすべて削除せずに、デプロイからコンピューティング リソースを削除すると、Nova データベースに古いエントリが残ります。その後、クラスタを別の名前で追加すると、操作が失敗することがあります。この問題は、以前のバージョンの VMware Integrated OpenStack に追加されたコンピューティング クラスタを削除してから、VMware Integrated OpenStack 6.0 のデプロイに追加し直した場合に、命名規則の違いが原因で発生します。

    回避策:デプロイからクラスタを削除する前に、コンピューティング クラスタからすべてのインスタンスを削除します。

  • コントローラ ノード上のスナップショットでノードを適切に移行できない

    コントローラ ノードのスナップショットがある場合は、コントローラ ノード上のパーシステント ボリュームを移動できません。コントローラのスナップショットを作成することはできません。

    回避策:コントローラ ノード上のすべてのスナップショットを削除します。

  • NSX-T Data Center のデプロイでは、1 回の操作で最大 125 個の許可 IP アドレス ペアを更新できる

    NSX-T Data Center バックエンドは、固定 IP アドレスおよび許可 IP アドレスのペアを含めて、1 つのポートで最大 128 個の IP アドレスをサポートします。Neutron コマンドライン インターフェイスを使用してポートを更新する場合、1 回の操作で 125 個を超える許可 IP アドレス ペアを入力することはできません。

    回避策:なし。

  • コンピューティング クラスタを含まない vCenter Server インスタンスは、アップグレード中に保持されない

    既存のデプロイに vCenter Server インスタンスが含まれていて、そのインスタンスからデプロイに追加されたコンピューティング ノードがない場合に、VMware Integrated OpenStack 6.0 にアップグレードすると、vCenter Server インスタンスに関するこれらの設定は保持されません。

    回避策:アップグレードの終了後に、目的の vCenter Server インスタンスを VMware Integrated OpenStack 6.0 デプロイに追加します。

  • ポッドの再起動時にログ ファイルが保持されないことがある

    構成の変更のように、ポッドの再起動が引き起こされる操作を実行した場合、これらのポッドのログ ファイルが削除されることがあります。

    回避策:VMware vRealize Log Insight または互換性のある別のログ分析プラットフォームを使用して、ログの永続性を確保します。

  • NSX-T Data Center デプロイで、LBaaS のレイヤー 7 ポリシーを適用できないことがある

    NSX-T Data Center は、プール単位のセッション パーシステンス プロファイルをサポートしていません。ターゲット サーバのデフォルト プール以外のプールのレイヤー 7 ポリシーは有効になりません。

    回避策:なし。

  • OpenStack のデプロイ時に誤った認証情報を入力すると、ウィザードは正しい認証情報を認識できないことがある

    OpenStack のデプロイ プロセスで、vCenter Server または NSX Manager の認証情報を正しく入力しなかった場合、ウィザードは正しい認証情報を認識できないことがあります。誤った情報を削除して、正しい認証情報を入力しても、ウィザードは検証に失敗することがあります。

    回避策:デプロイ ウィザードを閉じて、もう一度開きます。

  • イメージから作成されたボリュームは、デフォルトで常に起動可能である

    イメージからボリュームを作成するときに、--non-bootable パラメータを指定した場合、パラメータは有効になりません。

    回避策:ボリュームが作成されたら、起動不可能に更新します。

  • VMware Integrated OpenStack 6.0 にアップグレードした後、デフォルトのプールを既存の LBaaS リスナーに追加することができない

    VMware Integrated OpenStack 5.x では、LBaaS リスナーのデフォルトのプールの変更はサポートされていません。この機能は、VMware Integrated OpenStack 6.0 でサポートされています。ただし、デフォルトのプールを持たない VMware Integrated OpenStack 5.x で LBaaS リスナーを作成すると、VMware Integrated OpenStack 6.0 にアップグレードした後でも、リスナーにデフォルトのプールを追加することはできません。

    回避策:影響を受けるリスナーを削除し、再度作成します。

  • すべてのコントローラ ノードが作成された後でも、デプロイが「コントローラを待機しています」状態のままになることがある

    コントローラ ノードは、vSphere に正常にデプロイされていても、VMware Integrated OpenStack でコントローラ クラスタに参加する前にタイムアウトになることがあります。kubectl get nodes コマンドを実行して、クラスタに参加しているコントローラ ノードを識別できます。

    回避策:vSphere で、クラスタへの参加に失敗したコントローラ ノードに対応する仮想マシンを削除します。その後、VMware Integrated OpenStack によってノードが自動的に再作成されます。

  • NSX Data Center for vSphere のデプロイで、複数のリスナーを含む LBaaS プールのセッション パーシステンスの設定を変更できない

    複数のリスナーが接続された LBaaS プールのセッション パーシステンスの設定を変更すると、ロード バランサがエラー状態になります。

    回避策:なし。

  • Firewall as a service (FWaaS) の割り当ては、Neutron クライアントを使用して変更できない

    アップストリームの制限により、OpenStack および Neutron クライアントは、FWaaS の割り当てを変更できません。次の割り当てが影響を受けます。

    • quota_firewall_group
    • quota_firewall_policy
    • quota_firewall_rule

    回避策:必要な割り当てを含めるように Neutron 構成を変更します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. Integrated OpenStack Manager で、viocli update neutron コマンドを実行します。
    2. quotas セクションで、必要な割り当てと値を追加します。例:
      conf:   neutron:     quotas:       quota_firewall_group: group-quota       quota_firewall_policy: policy-quota       quota_firewall_rule: rule-quota
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