VMware Integrated OpenStack には、OpenStack コマンドライン クライアントおよびその他のユーティリティを実行できるツールボックス コンテナが含まれています。

ツールボックスにアクセスするには、root ユーザーとして Integrated OpenStack Manager にログインし、toolbox コマンドを実行します。

OpenStack クライアント

ツールボックスには、次の OpenStack クライアントが含まれています。

  • Aodh
  • Barbican
  • Cinder
  • Designate
  • Glance
  • Gnocchi
  • Heat
  • Keystone
  • Neutron
  • Nova
  • Swift

ツールボックスは、OpenStack デプロイの admin ユーザーの設定によって自動的に構成されます。別のユーザーとしてログインするには、RC ファイルを VMware Integrated OpenStack ダッシュボードからダウンロードし、ツールボックス コンテナに適用します。

  1. VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにログインします。
  2. 右上隅のメニューから [OpenStack RC ファイル] を選択します。
  3. ファイルを VMware Integrated OpenStack ツールボックス コンテナに転送します。
  4. source rc-file コマンドを実行して、設定を適用します。

その他のユーティリティ

ツールボックスには、OpenStack クライアントだけでなく、Data Center Command-Line Interface (DCLI) が含まれています。DCLI を使用するには、dcli コマンドを実行し、デプロイのプライベート OpenStack エンドポイントを指定します。

dcli +server http://internal-vip:9449/api +i

詳細については、VMware {code} にあるVMware Data Center CLI ページページを参照してください。

注:

nsxadmin ユーティリティは、ツールボックスから実行することはできません。nsxadmin を使用するには、シェルを Neutron サーバ コンテナに開きます。

kubectl -n openstack exec -it neutron-server-pod-name -- /bin/bash