NSX-T Data Center デプロイでは、N-VDS 拡張データ パス モードを使用するトランスポート ゾーンによってバッキングされているネットワークおよびポートを作成できます。

重要: この機能は、 VMware Integrated OpenStack Carrier Edition でのみ提供されています。詳細については、『 VMware Integrated OpenStack インストールおよび構成ガイド』の「VMware Integrated OpenStack のライセンス」を参照してください。

NSX 管理対象の分散仮想スイッチ (N-VDS) を拡張データパス モードで運用して、NFV ワークフローで必要とされるネットワークのパフォーマンスを向上することができます。詳細については、『NSX-T Data Center インストール ガイド』の「拡張データ パス」を参照してください。

注: NSX-T Data Center 2.3.1 を使用している場合、ポート セキュリティは N-VDS 拡張データ パス モードでサポートされていません。ポート セキュリティは、グローバルに、または作成した Neutron ネットワークごとに無効にする必要があります。この制限は NSX-T Data Center 2.4 で解決されています。

前提条件

標準および拡張データ パス モードの両方を使用している場合は、拡張データ パス モードに対し別のアベイラビリティ ゾーンを作成します。Neutron アベイラビリティ ゾーンを参照してください。

手順

  1. Integrated OpenStack Managerroot ユーザーとしてログインします。
    ssh root@mgmt-server-ip
  2. Neutron の構成を変更します。
    viocli update neutron
  3. nsx_v3 セクションで ens_support パラメータの値を true に設定します。
  4. NSX-T Data Center 2.3.1 を使用している場合、disable_port_security_for_ens パラメータを追加し、値として true を設定します。
    または、Neutron ネットワークの作成時に --port-security-enabled=false パラメータを含めることができます。

次のタスク

拡張データ パス モードで N-VDS を使用するネットワークを作成する場合は、このネットワーク用に作成されたアベイラビリティ ゾーンを指定します。