NSX-T Data Center 2.4 以降では、複数の NSX Manager ノードをデプロイして NSX-T Data Center インスタンス内にクラスタを形成することができます。VMware Integrated OpenStackNSX Manager クラスタを使用する場合は、デプロイ構成にすべてのクラスタ ノードの IP アドレスを追加します。

注: NSX Manager クラスタには、次の制限が適用されます。
  • NSX Manager クラスタを使用すると、単一の NSX-T Data Center インスタンスの高可用性が確保されます。同じ VMware Integrated OpenStack デプロイで NSX-T Data Center の複数のインスタンスを使用することはできません。
  • VMware Integrated OpenStack デプロイでは、3 NSX-T Manager を構成した後、NSX-T Manager を変更すると、まだロード中の NSX Policy の構成を除き、このページのすべての構成が正しく表示されます。

前提条件

NSX-T Data CenterNSX Manager クラスタを作成します。『NSX-T Data Center インストール ガイド』の「ユーザー インターフェイスからの NSX Manager ノードのデプロイによるクラスタの形成」を参照してください。

手順

  1. Integrated OpenStack Managerroot ユーザーとしてログインします。
    ssh root@mgmt-server-ip
  2. 他の 2 つの NSX-T Manager を VMware Integrated OpenStack に追加します。
    1. kubectl -n openstack get nsxs.vio.vmware.com -o yaml 形式を参照して、他の 2 つの NSX-T Manager 用に nsx YAML ファイルを作成します。例:
      vi nsx_sample.yaml
      apiVersion: vio.vmware.com/v1alpha1
      kind: NSX
      metadata:
        labels:
          app: lcm
          clusterController: "true"
          group: vio.vmware.com
          kind: NSX
          name: nsx2
          openstackController: "true"
          version: v1alpha1
        name: nsx2
        namespace: openstack
        selfLink: /apis/vio.vmware.com/v1alpha1/namespaces/openstack/nsxs/nsx2
      spec:
        hostname: <the second nsx manager ip address>
        insecure: true
        kind: nsxp
        password: .VIOSecret:viosecret1:spec.nsx_password
        username: admin
      ---
      apiVersion: vio.vmware.com/v1alpha1
      kind: NSX
      metadata:
        labels:
          app: lcm
          clusterController: "true"
          group: vio.vmware.com
          kind: NSX
          name: nsx3
          openstackController: "true"
          version: v1alpha1
        name: nsx3
        namespace: openstack
        selfLink: /apis/vio.vmware.com/v1alpha1/namespaces/openstack/nsxs/nsx3
      spec:
        hostname: <the third nsx manager ip address>
        insecure: true
        kind: nsxp
        password: .VIOSecret:viosecret1:spec.nsx_password
        username: admin
    2. nsx YAML 形式が 2 つの NSX-T Manager に作成されていることを確認します。
      kubectl -n openstack apply -f nsx_sample.yaml
    3. 3 つの nsx ポッドがあることを確認します。
      kubectl -n openstack get pod | grep nsx
    4. Neutron 構成に各 nsx ポッドの IP アドレスが含まれるように変更します。
      kubectl edit neutrons.vio.vmware.com -o yaml -n openstack
      nsx_api_managers: .NSX:nsx1:spec.hostname,.NSX:nsx2:spec.hostname,.NSX:nsx3:spec.hostname

次のタスク

いずれかのノードの IP アドレスが変更された場合、または NSX Manager クラスタに対してノードを追加または削除した場合は、更新された IP アドレスの情報を反映するように Neutron 設定を変更する必要があります。