VMware Integrated OpenStack デプロイをディザスタからリカバリした後、post disaster recovery コマンドを使用して、OpenStack データベースを更新できます。

手順

  1. OpenStack Nova コンピューティング データベースを更新します。
    vio-post-dr

    vio-post-dr コマンドによって、OpenStack Nova コンピューティング データベースが更新されます。

    たとえば、ソース サイトの compute-5479e7cb-c1014 がターゲット サイトの compute-8f710e32-c1009 にマッピングされる場合、次のコマンドを実行します。
    vio-post-dr compute-5479e7cb-c1014 compute-8f710e32-1009 fix

    注:ソース サイトからターゲット サイトに新しいインスタンスをリカバリした後に、vio-post-dr compute-5479e7cb-c1014 compute-8f710e32-1009 fix を再実行する必要があります。

  2. 古い Glance イメージをクリーンアップします。

    イメージのレプリケーションはサポートされていないため、ターゲット サイトのイメージは有用でなく、Glance コマンドを実行して、古いリソースを削除する必要があります。

    osctl exec -ti mariadb-server-0 -- mysql --defaults-file=/etc/mysql/admin_user.cnf -e "delete from glance.image_members; delete from glance.image_properties; delete from glance.image_tags; delete from glance.image_locations; delete from glance.images;"
  3. Neutron CR を更新して、Network-T によるリカバリ ジョブの構成を有効にします。
    注: 管理プレーンのリカバリが完了した後に、この手順と次の手順を実行する必要があります。
    viocli update neutron
     manifests:  
       nsx_recover: true
  4. 推奨されるオプションとして、次のように、リカバリ後に前のジョブ設定を無効にします。
     manifests:  
       nsx_recover: false