viocli get コマンドを使用すると、デプロイ内のリソースを表示できます。

viocli get コマンドは、異なるタスクを実行するさまざまなアクションをサポートしています。次のパラメータは、すべてのアクションに適用されます。

パラメータ 必須か任意か 説明

-v または --verbose

任意

詳細モードで出力を表示します。

コマンドのパラメータを表示するには、viocli get -h または viocli get --help を実行します。-h オプションまたは --help オプションを使用して、そのアクションのパラメータを表示することもできます。たとえば、viocli get controllers -h は、controller アクションのパラメータを表示します。

viocli get を使用して、次のアクションを実行します。

viocli get controllers [-v]

環境内のすべてのコントローラに関する情報を表示します。-v パラメータを含めると、制御プレーンの検証結果を表示できます。

viocli get deployment [-v]

全体的なステータス、ログ分析の統合のステータス(構成されている場合)、各ノードのステータスなど、デプロイに関する詳細情報を表示します。

viocli get drivers

OpenStack Cinder と OpenStack Neutron のドライバ タイプを表示します。

viocli get resources

デプロイのすべてのリソース タイプのリストを表示します。特定のリソースに関する情報を表示する場合、次の追加のパラメータが適用されます。

オプション 説明

aodh

OpenStack Aodh サービスを取得します。

availability-zones

OpenStack で管理されるアベイラビリティ ゾーンと各ゾーンに配置されているホストを取得します。

backup

OpenStack デプロイのバックアップ リストを取得します。

backupschedule

OpenStack デプロイのスケジュール設定されたバックアップ リストを取得します。

barbican

OpenStack Barbican サービスを取得します。

ceilometer

OpenStack Ceilometer サービスを取得します。

ceilometeragent

OpenStack Ceilometer Agent サービスを取得します。

certificates

VMware Integrated OpenStack デプロイの証明書を取得します。

cinder

OpenStack Cinder サービスを取得します。

controller

環境内のすべてのコントローラに関する情報を表示します。

deployment

全体的なステータス、ログ分析の統合のステータス(構成されている場合)、各ノードのステータスなど、デプロイに関する詳細情報を表示します。

designate

OpenStack Designate サービスを取得します。

drivers OpenStack Cinder と OpenStack Neutron のさまざまなドライバを表示します。
glance

OpenStack Glance サービスを取得します。

gnocchi

OpenStack Gnocchi サービスを取得します。

heat

OpenStack Heat サービスを取得します。

horizon

OpenStack Horizon サービスを取得します。

hypervisors

OpenStack で管理されるすべてのハイパーバイザーを詳細情報とともに取得します。

instances

Nova サービスまたは vCenter Server で特定の状態にある OpenStack インスタンスを表示します。

keystone

OpenStack Keystone サービスを取得します。

managed-vms

OpenStack で管理される vSphere 仮想マシンを取得します。

mariadb

OpenStack データベース サービスを取得します。

memcached

メモリ キャッシュ サービスを取得します。

neutron

OpenStack Neutron サービスを取得します。

nova

OpenStack Nova サービスを取得します。

novacompute

OpenStack Nova コンピューティング サービスを取得します。

nsx

NSX オブジェクト リストを取得します。

octavia

OpenStack Octavia サービスを取得します。

openvswitch

OpenvSwitch オブジェクト リストを取得します。

osdeployment

OpenStack デプロイの名前を取得し、OpenStack デプロイが実行状態にあることを確認します。

panko

OpenStack Panko サービスを取得します。

placement

OpenStack 配置サービスを取得します。

rabbitmq

メッセージ キュー サービスを取得します。

resources

デプロイのすべてのリソース タイプのリストを表示します。

services

デプロイで実行されている OpenStack サービスを、サポートされるフラグでフィルタリングして取得します。

shadow-vms

すべてのシャドウ仮想マシンを取得します。

swift

Swift クラスタ リストを取得します。

tenant-vdcs

テナント仮想データセンター (VDC) リストを取得します。

time

ノードの現在時刻を取得します。

vCenter

vCenter Server オブジェクト リストを取得します。

vioingress

Ingress サービスを取得します。

viosecret

VMware Integrated OpenStack シークレットを取得します。

vioshim

viocli (vioshim) ポッドおよびコンテナの名前を取得し、viocli (vioshim) ポッドおよびコンテナが実行状態にあることを確認します。

vioutils

VMware Integrated OpenStack ユーティリティ サービスを取得します。

viocli get <resource-type> <resource-name>

特定のタイプのすべてのリソースを表示します。instances タイプのリソースを表示する場合、次の追加のパラメータが適用されます。

パラメータ 必須か任意か 説明

--nova-state {ERROR | SHUTOFF}

任意

ERROR または SHUTOFF 状態の OpenStack インスタンスのみを表示します。

--vc-state {poweredOn | poweredOff | suspended}

任意

vCenter Server で指定された状態(パワーオン、パワーオフ、またはサスペンド)にある OpenStack インスタンスを表示します。

viocli get resource-type resource-name

特定のリソースに関する情報を表示します。特定のリソースに関する情報を表示する場合、次の追加のパラメータが適用されます。

パラメータ 必須か任意か 説明

--history

任意

指定されたリソースの設定の変更を表示します。

viocli get instances -h

すべての Nova インスタンスを表示します。

[使用方法:]
viocli get instances [--nova-state={ERROR|SHUTOFF} --vc-state={poweredOn|poweredOff|suspended}] [flags]
[エイリアス:]
instances, show-instances

Nova インスタンスには次のフラグが適用されます。

パラメータ 説明
-h

--help

インスタンスのヘルプ メッセージを表示します。

--no-grace-period

オブジェクトに実体がないかどうかを判断する場合、猶予期間を無視します。このパラメータを設定すると、過去 30 分間に変更されたオブジェクトのみが結果に表示されます。

--nova-state string

ERROR または SHUTOFF 状態の Nova インスタンスにアクションを適用します。

--orphaned 実体のないオブジェクトのみを表示します。
-o --output string

出力形式を表示します。text|json を指定する必要があります。デフォルトは text です。

--vc-state string vCenter Server で指定された状態(パワーオン、パワーオフ、サスペンドなど)にある Nova インスタンスを表示します。--nova state flag も使用する必要があります。
-v --verbose

詳細モードで出力を表示します。

viocli get managed-vms -h

OpenStack で管理されるすべての vSphere 仮想マシンを表示します。

[使用方法:]
viocli get managed-vms [flags]
[エイリアス:]
managed-vms, show-instance-vms

次のフラグは、OpenStack で管理される vSphere 仮想マシンに適用されます。

パラメータ 説明
-h

--help

managed-vms のヘルプ メッセージを表示します。

--no-grace-period

オブジェクトに実体がないかどうかを判断する場合、猶予期間を無視します。

--orphaned 実体のないオブジェクトのみを表示します。このパラメータを設定すると、過去 30 分間に変更されたオブジェクトのみが結果に表示されます。
-o --output string

出力形式を表示します。text|json を指定する必要があります。デフォルトは text です。

-v --verbose

詳細モードで出力を表示します。

viocli get shadow-vms -h

すべてのシャドウ仮想マシンを表示します。

[使用方法:]
viocli get shadow-vms [flags]
[エイリアス:]
 shadow-vms, show-shadow-vms

次のフラグは、シャドウ仮想マシンに適用されます。

パラメータ 説明
-h

--help

shadow-vms のヘルプ メッセージを表示します。

--no-grace-period

オブジェクトに実体がないかどうかを判断する場合、猶予期間を無視します。このパラメータを設定すると、過去 30 分間に変更されたオブジェクトのみが結果に表示されます。

--orphaned

実体のないオブジェクトのみを表示します。

-o --output string

出力形式を表示します。text|json を指定する必要があります。デフォルトは text です。

-v --verbose

詳細モードで出力を表示します。