フレーバーまたはイメージを変更することで、CPU、メモリ、ディスク IOPS、仮想ネットワーク インターフェイスのリソース割り当てを制御できます。

注:

仮想インターフェイスの割り当ての設定は、NSX-T Data Center ではサポートされていません。VIF の制限、予約、共有の設定は、NSX-T Data Center デプロイでは使用できません。

NSX-T Data Center の QoS を構成するには、Network I/O Control (NIOC) プロファイルを作成して、デプロイ内のトランスポート ノードの N-VDS に適用します。Network I/O Control プロファイルの設定を参照してください。

QoS リソースの割り当ては、フレーバーの追加仕様またはイメージ メタデータによって指定することもできます。フレーバーとイメージの設定が競合する場合は、イメージ メタデータの設定が優先されます。

手順

  1. VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにクラウド管理者としてログインします。
  2. タイトル バーのドロップダウン メニューから [管理] プロジェクトを選択します。
  3. QoS に使用するフレーバーまたはイメージを指定します。
    • QoS 設定にフレーバーの追加仕様を使用するには、次の手順を実行します。
      1. [管理] > [コンピューティング] > [フレーバー] の順に選択します。
      2. QoS に使用する新しいフレーバーを作成するか、既存のフレーバーを選択します。
      3. 使用するフレーバーの横にある [メタデータの更新] を選択します。
    • QoS 設定にイメージ メタデータを使用するには、次の手順を実行します。
      1. [管理] > [コンピューティング] > [イメージ] の順に選択します。
      2. QoS に使用する新しいイメージを作成するか、既存のイメージを選択します。
      3. 使用するイメージの横にある下矢印をクリックし、[メタデータの更新] を選択します。
  4. [利用可能なメタデータ] ペインで、[VMware クォータ] を展開します。
  5. 使用するアイテムの横にある [追加](プラス記号)アイコンをクリックします。
    オプション 説明
    [割り当て:CPU 制限]

    CPU 割り当ての最大値を MHz 単位で指定します。0 の値は、CPU 使用率が制限されていないことを示します。

    [割り当て:CPU 予約]

    確保する CPU 割り当てを MHz 単位で指定します。

    [割り当て:CPU 予約 (%)]

    確保する CPU 割り当てを、CPU の合計サイクルの割合として指定します。

    [割り当て:CPU 共有レベル]

    割り当てられる CPU 共有のレベルを指定します。custom を入力して [割り当て:CPU 共有値] メタデータを追加することにより、カスタム値を指定することができます。

    [割り当て:CPU 共有値]

    割り当てられる CPU 共有の数を指定します。

    [割り当て:CPU 共有レベル] メタデータが custom に設定されていない場合、この値は無視されます。

    [割り当て:ディスク I/O 制限]

    ディスク トランザクション割り当ての最大値を IOPS 単位で指定します。0 の値は、ディスク トランザクションが制限されていないことを示します。

    [割り当て:ディスク I/O 予約]

    確保するディスク トランザクション割り当てを IOPS 単位で指定します。

    [割り当て:ディスク I/O 共有レベル]

    割り当てられるディスク トランザクション共有のレベルを指定します。custom を入力して [割り当て:ディスク I/O 共有値] メタデータを追加することにより、カスタム値を指定することができます。

    [割り当て:ディスク I/O 共有値]

    割り当てられるディスク トランザクション共有の数を指定します。

    [割り当て:ディスク I/O 共有レベル] メタデータが custom に設定されていない場合、この値は無視されます。

    [割り当て:メモリ制限]

    メモリ割り当ての最大値を MB 単位で指定します。0 の値は、メモリ使用量が制限されていないことを示します。

    [割り当て:メモリ予約]

    確保するメモリ割り当てを MB 単位で指定します。

    [割り当て:メモリ予約 (%)]

    確保するメモリ割り当てを、合計メモリの割合として指定します。

    [割り当て:メモリ共有レベル]

    割り当てられるメモリ共有のレベルを指定します。custom と入力して [割り当て:メモリ共有値] メタデータを追加することにより、カスタム値を指定することができます。

    [割り当て:メモリ共有値]

    割り当てられるメモリ共有の数を指定します。

    [割り当て:メモリ共有レベル] メタデータが custom に設定されていない場合、この値は無視されます。

    [割り当て:VIF 制限]

    仮想インターフェイス帯域幅割り当ての最大値を Mbps 単位で指定します。0 の値は、仮想インターフェイス帯域幅が制限されていないことを示します。

    [割り当て:VIF 予約]

    確保する仮想インターフェイス帯域幅割り当てを Mbps 単位で指定します。

    [割り当て:VIF 共有レベル]

    割り当てられる仮想インターフェイス帯域幅共有のレベルを指定します。custom および [割り当て:VIF 共有値] メタデータを入力することにより、カスタム値を指定することができます。

    [割り当て:VIF 共有値]

    割り当てられる仮想インターフェイス帯域幅共有の数を指定します。

    [割り当て:VIF 共有レベル] メタデータが custom に設定されていない場合、この値は無視されます。

  6. [保存] をクリックします。

結果

この手順で変更したフレーバーまたはイメージを使用して QoS が有効なインスタンスを構成し、デプロイできます。

既存のインスタンスに QoS 設定を適用するには、インスタンスのサイズを変更し、目的の QoS 設定を持つフレーバーを選択します。指定された設定は、サイズ変更プロセスが完了した後に有効になります。