viocli add コマンドを使用すると、VMware Integrated OpenStack デプロイにプラグインとリソースを追加できます。

viocli add コマンドは、異なるタスクを実行するさまざまなアクションをサポートしています。以下のパラメータは、すべてのアクションに適用されます。

パラメータ 必須か任意か 説明

-v または --verbose

任意

詳細モードで出力を表示します。

viocli add -h または viocli add --help を実行して、コマンドのパラメータを表示できます。また、アクションに対して -h または --help オプションを使用して、そのアクションのパラメータを表示することもできます。たとえば、viocli add swiftnode -h は、swiftnode アクションのパラメータを表示します。

viocli add がサポートするアクションは以下のとおりです。

viocli add swiftnode --name node-name --datastore ds-name --zone swift-zone --disk-size size-gb [-v]

Swift クラスタにノードを追加します。

パラメータ 必須か任意か 説明

--name node-name

必須

新しいノードの名前を指定します。

--datastore ds-name

必須

ノードを作成するデータストアを指定します。

--zone swift-zone

必須

ノードを配置する Swift ゾーンを指定します。

--disk-size size-gb

必須

ノードのディスク サイズを GB 単位で指定します。

 

viocli add tvd -m manager-ip -u nsx-username -p nsx-password --insecure {true | false} --overlay-tz overlay-tz --vlan-tz vlan-tz --tier-0-router t0-router --dhcp-profile dhcp-profile --md-proxy md-proxy --md-proxy-secret shared-secret [-v]

NSX Data Center for vSphere でデプロイされた VMware Integrated OpenStack デプロイに NSX-T Data Center ネットワーク サポートを追加します。

パラメータ 必須か任意か 説明

-m manager-ip または --manager manager-ip

必須

NSX-T Data Center デプロイの NSX Manager の IP アドレス。

-u nsx-username または --username nsx-username

必須

NSX Manager 管理者のユーザー名。

-p nsx-password または --password nsx-password

必須

NSX Manager 管理者のパスワード。

--insecure {true | false}

任意

NSX Manager の証明書を検証するかどうかを指定します。

このオプションを指定しない場合、デフォルトで true が使用されます。

--overlay-tz overlay-tz

必須

トンネルを使用して分離された Neutron ネットワークを作成するために使用されるデフォルトの NSX-T Data Center オーバーレイ転送ゾーンの名前または UUID。

--vlan-tz vlan-tz

必須

物理ネットワークが指定されていない場合に Neutron ネットワーク間のブリッジに使用されるデフォルトの NSX-T Data Center VLAN 転送ゾーンの名前または UUID。

--tier-0-router t0-router

必須

Tier 1 論理ルーターへの接続や外部ネットワークの構成に使用されるデフォルトの Tier 0 ルーターの名前または UUID。

--dhcp-profile dhcp-profile

必須

ネイティブ DHCP サービスを有効にするために使用される DHCP サーバ プロファイルの名前または UUID。

プラグインを使用する前に、NSX-T Data Center でプロファイルを作成する必要があります。

--md-proxy md-proxy

必須

ネイティブ メタデータ サービスを有効にするために使用されるメタデータ プロキシ サーバの名前または UUID。

プラグインを使用する前に、NSX-T Data Center でメタデータ プロキシ サーバを作成する必要があります。

--md-proxy-secret

必須

メタデータ プロキシ リクエストの共有シークレット キー。