Cinder ホスト上の OpenStack 以外のボリュームは、デプロイ内で管理することができます。ボリュームを管理すると、そのボリュームを OpenStack のデプロイ内で使用できるようになります。
手順
- VMware Integrated OpenStack ダッシュボードにクラウド管理者としてログインします。
- タイトル バーのドロップダウン メニューから [管理] プロジェクトを選択します。
- の順に選択します。
- [ボリュームの管理] をクリックし、必要な構成を入力します。
オプション 説明 [ID]
ソース ボリュームの名前または ID を入力します。
注: VMDK バックエンドから FCD バックエンドにボリュームを移行するには、既存の VMDK ボリュームの ID を入力します。[ID のタイプ]
[名前] または [ID] を選択します。
注: VMDK バックエンドから FCD バックエンドにボリュームを移行するには、 [ID] を選択します。[ホスト]
既存のボリュームを含む Cinder ホストを入力します。
host:backend-name@pool
の形式を使用します。[ボリューム名]
ボリュームの名前を入力します。
[説明]
ボリュームの説明を入力します。
[メタデータ]
メタデータをキー/値のペアとして入力します。たとえば、
img_config_drive=mandatory
のように指定します。[ボリューム タイプ]
ボリュームのボリューム タイプを選択します。
[アベイラビリティ ゾーン]
ボリュームを配置するアベイラビリティ ゾーンを選択します。
[起動可能]
このチェックボックスを選択すると、インスタンスをボリュームから起動できるようになります。
- [管理] をクリックします。
結果
対応する CLI コマンドは cinder manage <host> <identifier>
です。
たとえば、
cinder manage '[email protected]#VMwareVcVmdkDriver' '[Datastore1] vm1/vm1.vmdk@datacenter/vm/vm1'
です。
<host>: one of the values returned by 'cinder get-pools' command. <identifier>: <vmdk path>@<vm inventory path>
<vmdk path>: [<datastore name>] <vm folder name>/<vmdk file name> <vm inventory path>: <datacenter name>/vm/<vm name>
通常、<vm folder name>
は <vm name>
と同じです。
- 完全なコマンド ライン リファレンスは次のとおりです。
# cinder help manage usage: cinder manage [--cluster CLUSTER] [--id-type <id-type>] [--name <name>] [--description <description>] [--volume-type <volume-type>] [--availability-zone <availability-zone>] [--metadata [<key=value> [<key=value> ...]]] [--bootable] <host> <identifier>
- 既存のボリュームを管理します。
表 1. 位置に関する引数 <host>
host@backend-name#pool
という形式で表す、既存のボリュームがある Cinder ホスト<identifier>
既存のボリュームの名前またはその他の識別子 表 2. オプションの引数 --cluster CLUSTER
cluster@backend-name#pool
という形式で表す、既存のボリュームがある Cinder クラスタ(API バージョン 3.16 以降でサポート)--id-type <id-type>
指定されたバックエンド デバイス識別子のタイプ。通常は source-name または source-id ( (Default=source-name)
)--name <name>
ボリューム名 ( (Default=None)
)--description <description>
ボリュームの説明 ( (Default=None)
)--volume-type <volume-type>
ボリューム タイプ ( (Default=None)
)--availability-zone <availability-zone>
ボリュームのアベイラビリティ ゾーン ( (Default=None)
)--metadata [<key=value> [<key=value> ...]]
メタデータの「キー=値」のペア ( (Default=None)
)--bootable
新たに作成したボリュームを起動可能としてマークする必要があることを指定します