インスタンスから接続されていない Cinder ボリュームを指定のターゲット データストアに移行することができます。

前提条件

移行するボリュームからすべてのスナップショットを接続解除します。

手順

  1. Integrated OpenStack Managerroot ユーザーとしてログインします。
    ssh root@mgmt-server-ip
  2. ボリュームを移行します。
    • データストア内のすべてのボリュームを移行するには、次のコマンドを実行します。
      viocli migrate volume --source-dc src-dc-name --source-ds src-ds-name dest-dc-name dest-ds-name [--ignore-storage-policy]
    • データストア内のボリュームを指定して移行するには、次のコマンドを実行します。
      viocli migrate volume --volume-ids UUID1 dest-dc-name dest-ds-name [--ignore-storage-policy]
    オプション 説明
    --source-dc

    移行するボリュームを含むデータセンターを入力します。

    このパラメータは、--source-ds パラメータとともに使用する必要があります。指定したボリュームのみを移行する場合は、このパラメータを指定しないでください。

    --source-ds

    移行するボリュームが含まれているデータストアを入力します。

    このパラメータは、--source-dc パラメータとともに使用する必要があります。指定したボリュームのみを移行する場合は、このパラメータを指定しないでください。

    --volume-ids

    移行するボリュームの UUID を入力します。カンマ (,) 区切りによって複数の UUID を指定できます。

    データストア内のすべてのボリュームを移行する場合は、このパラメータの代わりに --source-dc および --source-ds パラメータを使用します。

    dest-dc-name

    ボリュームの移行先となるデータストアを含むデータセンターの名前を入力します。

    dest-ds-name

    ボリュームの移行先となるデータストアの名前を入力します。

    --ignore-storage-policy

    データストアがボリュームのストレージ ポリシーに準拠していない場合でも、ボリュームをターゲット データストアに移行するには、このパラメータを指定します。

結果

指定したボリュームがターゲット データストアに移行されます。