Mirage クライアントがインストールされた後、管理者はエンドポイントを統合できます。管理者によって行われる統合は、処理以上の制御を提供します。たとえば、アップロード ポリシーの選択、異なるボリュームでの CVD の配置、および基本レイヤを指定するかどうかが可能です。

複数のデバイスをコレクションに追加したい場合があります。コレクションは論理的なグループを共有する CVD を集めるフォルダで、たとえば、マーケティング CVD です。コレクションのすべての CVD のひとつの操作で、関連する基本レイヤ変更を実装できます。CVD コレクションでの作業を参照してください。

前提条件

統合するデバイスは、デバイス装着待ちである必要があります。

手順

  1. Mirage 管理コンソールで、[共通ウィザード] > [エンドポイントを統合] を選択します。
    1. [検索] または [フィルタ] を使用し、指定するデバイス (1 台または複数台) を見つけて、[次へ] をクリックします。
      フィルタリングされたリスト内のデバイスはすべて統合化手順に含まれます。
    2. 使用するアップロード ポリシーを選択して [次へ] をクリックします。
      選択を行わなければ、一般のシステム設定で指定したデフォルト ポリシーが適用されます。
    3. エンドポイントに基本レイヤを追加するかどうかを選択し、[次へ] をクリックします。
    4. デバイスに追加するアプリ レイヤを 1 つ以上選択し、[次へ] をクリックします。
      この手順が表示されるのは、前の手順で基本レイヤを選択した場合のみです。
    5. エンドポイントの基本レイヤとアプリ レイヤを保存するターゲット ストレージ ボリュームを選択し、[次へ] をクリックします。あるいは、[自動的にボリュームを選択] を選択し、基本レイヤとアプリ レイヤのサイズに応じて Mirage にボリュームを選択させることもできます。
    6. [互換性の確認] ウィンドウで、エンドポイントに接続された指定の CVD が互換性の検証チェックに合格したかどうかを表示します。エンドポイントが検証に合格した場合は、[次へ] をクリックして続行できます。
      • CVD に潜在的な問題がある場合、警告ウィンドウが表示されます。不一致リスト内の各アイテムを選択すると、ウィンドウの下部に検証の詳細と解決方法を表示することができます。問題を修正することも、[無視] をクリックして問題をバイパスすることもできます。あるいは、[すべて無視] をクリックして警告メッセージをすべてバイパスすることもできます。
      • エンドポイントを統合するうえで解決しなければならない致命的なエラーが存在する場合は、ブロック ウィンドウが表示されます。不一致リストからエラーを選択すると、ウィンドウの下部に検証の詳細を表示できます。操作を続行するには、まずこれらの問題を解決する必要があります。[無視] ボタンと [すべて無視] ボタンは選択できません。
  2. [完了] をクリックします。
    インストール中に定義したポリシーに基づいてクライアントはスキャニング フェーズを開始します。

    スキャニングが終了すると、デバイスが [すべての CVD] 画面に表示されます。

  3. (オプション) 統合の進行をモニタできます。

    通知領域アイコンが変化して、初期化プロセスが開始したことを示し、コンソールには、クライアントがアップロードを開始したことが示されます。初期化プロセスが完了してサーバの同期が開始すると、通知領域アイコンにアップロードの進行が表示されます。コンソールにも CVD インベントリ リストの進行列にアップロードの進行が表示されます。ユーザーは、通知領域の [Mirage] アイコンをクリックしてアップロード操作の詳細状況を表示することもできます。