起動可能な USB の作成後、サイトまたはロケーションに適するようにカスタマイズおよび構成することができます。

プロセス中に起動可能な USB キーを再作成することなく、この目的のために多くのファイルを使用することができます。指定しない限り、これらのファイルは USB_ROOT\sources\$oem$\$$\setup\Wanova\ に置かれます。

表 1. カスタマイズ ファイル
ファイル名 説明
InstallClient.cmd Mirage インストーラを実行するコマンドを制御するファイル。このファイルでコマンドを変更できます。たとえば、Mirage が接続するサーバ、SSL を使用するか使用しないか、およびインストール中に使用する MSI スイッチを変更できます。
SetupComplete.cmd Windows 導入が完了すると自動的に呼び出されるバッチ ファイル。必要に応じてこのファイルに複数のコマンドを追加できます(たとえば、VPN クライアントのインストール)。
MirageClient.msi 新しい Windows マシンにインストールされる Mirage クライアント。クライアント バージョンが Mirage サーバ バージョンと一致していることを確認します。
Autounattend.xml 導入された Windows インストールをカスタマイズするために編集できる無人の Windows インストール用の回答ファイル。このファイルは USB ドライブのルートにあります。

手順

  1. (オプション) 起動に必須のドライバを USB drive:\$WinPEDrivers$ に配置して、それらを起動可能な USB に追加します。
    たとえば、ディスク コントローラが欠けていて、インストールでハード ドライブが検出できないなどの、重要なドライバが欠けているために Windows インストールを続けることができない場合に限って、これを行います。
  2. USB drive:\sources\$oem$\$1\MirageDrivers\ のコンテンツをローカル フォルダ C:\MirageDrivers にコピーします。
    Windows インストールは、ドライブのルートの MirageDrivers フォルダにあるドライバを検索して使用します。
  3. (オプション) Windows インストールをさらにカスタマイズします。
    1. USB drive:\sources\$oem$\$$ のコンテンツをインストール ドライブ上の Windows フォルダ(たとえば、C:\Windows)にコピーします。
    2. USB drive:\sources\$oem$\$1 のコンテンツをインストール ドライブ(たとえば、C:\)にコピーします。