Mirage では、管理者は Mirage の基本レイヤおよびアプリ レイヤの作成機能を使用して、フルクローンの専用割り当て View デスクトップ マシンを管理することができます。

Mirage を使用すると、大規模な環境の View 管理者は、オペレーティング システムとインフラストラクチャ ソフトウェアのアップデート、アプリケーション レイヤの追加と削除、ソフトウェアの問題の修正を自動で行うことができます。Mirage でイメージ管理が行われている View の永続的なデスクトップ プールのユーザーは、Mirage のイメージ アップデートを利用して、ユーザー データのカスタマイズとユーザーがインストールしたアプリケーションを保持することができます。

Mirage レイヤ アップデートを実行しているデスクトップ デバイスには、通常よりも多くのリソースが必要です。大量のイメージ管理操作は、更新対象のプールのユーザーと、そのプールとリソースを共有している隣接プールのユーザー エクスペリエンスに影響を与える場合があります。この影響を抑制するには、View プールでイメージ管理操作を実行するときに、Mirage で同時実行のレベルを制限する必要があります。管理者は、同時実行のレベルを同時実行の値で制御できます。この値は、MirageESX リソースに与える影響を制御します。

サポートされる構成

Mirage では、以下の View 構成がサポートされています。

  • フルクローンの専用割り当てデスクトップ プール
  • View 個人設定管理は Mirage ではサポートされていません。

サポートされる Mirage 操作

View では、以下の Mirage 操作がサポートされています。

表 1. View でサポートされている Mirage 操作
Mirage 操作 View でのサポート
アプリ レイヤの指定 はい
基本レイヤ指定 はい
レイヤの強制 はい
ドライバ ライブラリの適用 はい
統合化 いいえ
ファイル ポータル いいえ
HW のマイグレーション いいえ
エンドポイントのプロビジョニング いいえ
リストア いいえ
スナップショットまで戻る いいえ
固定状態のアップロード いいえ
Windows OS 移行 いいえ

View ポリシーを使用する Mirage CVD の動作

View で最適化されたポリシーを使用する CVD には、特別な特性があります。

データ保護なし
対応するデバイスは、ファイルをデータ センターにアップロードしません。デバイスを Mirage スナップショットに戻すことや、ユーザー ファイルを前のバージョンにリストアすることはできません。 Mirage は、これらのデバイスに関するメタデータ(インストール済みのアプリケーションのリストなど)を定期的にアップロードするのみです。
WAN 最適化なし
View プールの管理のパフォーマンスを向上するために、 Mirage は、これらの CVD のほとんどの WAN 最適化を無効にします。これは、一般的に CVD が Mirage サーバと同じデータセンターでホストされているためです。