Mirage を使用して View デスクトップを管理するための設定が完了したら、基本レイヤまたはアプリ レイヤをアップデートできます。

このタスクについて

注:

Mirage は仮想デスクトップを保護しないため、大規模な展開の前に、小規模な展開でのレイヤ アップデートをテストする必要があります。レイヤの競合レポートを使用して、ユーザーがインストールしたアプリケーションとの競合がないかを確認することができます。レイヤ レポートについての詳細は、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

View は、Mirage がアップデートを実行している間も、同時レイヤ アップデートを使用して高いレベルのエンド ユーザー エクスペリエンスを維持します。また、この設定によりエンド ユーザー エクスペリエンスとアップデートの緊急度とのバランスをとることができます。

  • 良好なユーザー エクスペリエンスを提供するには、デフォルト値またはデフォルトに近い値を使用します。

  • イメージ展開を高速化するには、プール サイズの 20~25% の値を使用します。

    このような設定では、仮想マシンおよび基盤となる ESX ホストにより大きなリソースを割り当ててアップデートを実行するため、エンド ユーザーに使用可能なリソース シェアは小さくなります。

  • システム全体がメンテナンスのためオフラインで、基盤となるリソースがアップデート処理にのみ使用可能なときには最大値を使用します。

デフォルトでは、レイヤをアップデートしているときのユーザー エクスペリエンスの低下は最大で 20% です。大きいプールでは、アップデート中のマシンは複数の ESX ホストとストレージ デバイスに分散される場合があります。この場合は、より大きな同時実行の値を設定できます。

前提条件

  • 同時デスクトップ操作のしきい値が設定されていることを確認します。同時デスクトップ操作のしきい値の設定を参照してください。

  • View 設定パフォーマンスの同時実行の値が適切であることを確認します。

  • すべての仮想マシンがパワーオン状態であることを確認します。

  • 必要なレイヤ アップデートに応じ、新しい基本レイヤまたはアプリ レイヤをキャプチャします。

手順

  1. Mirage Management Console を使用して、新しい基本レイヤまたはアプリ レイヤをView プールの CVD コレクションに指定します。実行するレイヤ アップデートを選択したときは、アップデートの完了後、View Agent を含む少なくとも 1 つの基本レイヤまたはアプリ レイヤに CVD がそのまま割り当てられていることを確認してください。
  2. レイヤ指定タスクが正常に終了するのを待ちます。