基本レイヤのアップデートで、新しいコンポーネント バージョンをサポートしないアプリケーションによって共有コンポーネントが使用できなくなる場合があります。
Microsoft Office および Microsoft Visual Studio は共通の共有コンポーネントを持ちます。Office は基本レイヤの一部ですが、Visual Studio はユーザーによってインストールされ、ユーザーによってインストールされるアプリケーションおよびユーザー マシン情報を保守するレイヤの一部です。
Microsoft Visual Studio には、Office と後方互換性のある共有コンポーネントの新しいバージョンが含まれますが、Microsoft Office コンポーネント バージョンは Microsoft Visual Studio には古すぎます。
上書きポリシーがなければ、Microsoft Visual Studio がインストールされた後のすべての基本レイヤのアップデートによって、Microsoft Visual Stuido のインストールが失敗する場合があります。
手順
- Mirage 管理コンソールで、[イメージ コンポーザ] ノードを展開して [レイヤ規則] を選択します。
- レイヤによって上書きしないポリシー セクションにコンポーネントのパスを追加します。
結果
以下の動作が実行されます:
- ユーザーが最初に Microsoft Visual Studio をインストールして、その後基本レイヤ アップデートで Microsoft Office を受け取る場合、Mirage は、コンポーネント ファイルがすでに存在すると認識し、それを上書きせず、新しいバージョンをそのままにします。
- ユーザーが最初に基本レイヤ アップデートを受け取る場合、コンポーネント ファイルは存在せず、Microsoft Office の一部としてダウンロードされます。ユーザーが次に Microsoft Visual Studio をインストールする場合、共有ファイルの新しいバージョンがインストールされ、Microsoft Office および Microsoft Visual Studio は正しく機能します。