VMware Watchdog サービスでモニタするサービスとポート、時間間隔(ミリ秒単位)、状態を切り替えるときに実行するロード バランシング コマンドなどを構成できます。

この作業は、C:\Program Files\Wanova\Mirage サーバ ディレクトリにある Watchdog 構成ファイル Wanova Watchdog.exe.xml で行います。

Microsoft Network Load Balancer (NLB) と連動するには、NLBControl.vbs というデフォルト スクリプトを使用します。このスクリプトは、システムの状態に応じて Microsoft Cluster (NLB) を構成します。このスクリプトには、特定のサーバのトラフィックを有効または無効にするためのアクションのリストが含まれます。

続いて、Watchdog 構成ファイル Wanova Watchdog.exe.xml を使用し、Mirage サーバ ホストが NLBControl.vbs スクリプトを使用するように構成します。

Mirage サーバごとに、IP アドレスをクラスタ マネージャで登録されたときのサーバ ノードの専用 IP アドレスに置き換えます。

一部の NLB パラメータは、XML ファイルで構成できます。PollTimeMsServiceName、および ListenPort コマンドは、すべてのロード バランシング スクリプトに関係します。

XML ファイル設定を編集後は VMware Watchdog サービスを再起動する必要があります。

注: : NLB ポート規則を構成する場合は、常に、固有の VIP アドレスだけでなく、すべてのクラスタ仮想 IP (VIP) アドレスで待機するように構成する必要があります。この構成は、デフォルト スクリプトが動作するために必要です。
表 1. Watchdog.exe XML ファイルの NBL パラメータ
コマンド 説明 シンタックス
PollTimeMs ポーリング頻度(ミリ秒単位)

<setting name="PollTimeMs" serializeAs="String">

<value>5000</value>

ServiceName VMware サーバ サービス名

<setting name="ServiceName" serializeAs="String">

<value>VMware Mirage Server Service</value>

ListenPort リスニング ポート

<setting name="ListenPort" serializeAs="String">

<value>8000</value>

OnAliveProcess 新しい接続を受け取るために Mirage サーバが開いているときに実行するコマンド

<setting name="OnAliveProcess" serializeAs="String">

<value>cscript.exe</value>

OnAliveArgs OnAliveProcess コマンドで使用される引数

<setting name="OnAliveArgs" serializeAs="String">

<value>nlbcontrol.vbs 10.10.10.10 enable -1 </value>

OnDeadProcess Mirage サーバがダウンしているときに実行するコマンド

<setting name="OnDeadProcess" serializeAs="String">

<value>cscript.exe</value>

OnDeadArgs OnDeadProcess コマンドで使用される引数

<setting name="OnDeadArgs" serializeAs="String">

<value>NlbControl.vbs 10.10.10.10 disable -1</value>

OnFullProcess Mirage サーバが新しい接続を受け取ることができないときに実行するコマンド

<setting name="OnFullProcess" serializeAs="String">

<value>cscript.exe</value>

OnFullArgs OnFullProcess コマンドで使用される引数

<setting name="OnFullArgs" serializeAs="String">

<value>NlbControl.vbs 10.10.10.10 drain -1</value>