ストレージ ボリュームが一定の容量に達すると、Mirage はストレージ ボリュームに対する書き込みなどの操作をブロックします。

この状況では、以下の処理を行うことができます。

  • Mirage 管理コンソールにストレージ ボリュームをさらに追加して、ストレージ容量を増やす。[システム構成] > [ボリューム] をクリックし、ストレージ ボリュームを追加する。
  • Mirage 管理コンソールで、既存のボリュームのストレージ容量を変更する。[システム構成] > [ボリューム] をクリックし、ストレージ ボリュームを管理する。
  • ストレージ ボリュームから CVD を削除する。
  • CVD を他のストレージ ボリュームに移動する。

ストレージ ボリュームのしきい値と警告のための Mirage システム設定を構成し、イベント ログ内でイベントを開始できます。詳細については、システム設定の構成 を参照してください。

また、ネットワーク切断やストレージ アクセス エラーなど、ボリュームが正しく動作しなくなった後に不整合が生じる場合もあります。Single-Instance Storage (SIS) 整合性手順を実行することで、不整合の発見および修正に役立つ場合があります。

ネットワーク切断またはストレージ アクセス エラーなどの後でボリューム状態が機能不全に変わった場合、システムのボリュームをマウントする前に Single-Instance Storage (SIS) 整合性手順をスケジュールするのが賢明です。

この手順は、ボリュームのファイル数によっては完了するには数時間かかります。ボリュームに置かれている CVD はサスペンドされ、ボリュームに保存される基本レイヤはその時間中アクセスできません。

SIS 整合性手順は、C:\Program Files\Wanova\Mirage Server からも実行できます。

前提条件

整合性チェックなどのメンテナンス操作を実行前にボリュームがマウント解除されていることを確認します。ストレージ ボリュームの削除またはマウント解除を参照してください。

手順

  1. [マウント解除] オプションを使用してボリュームのマウントを解除します。
  2. Mirage サーバから SIS 整合性スクリプトを実行します。
    1. コマンド ウィンドウが開かれます。
    2. タイプ
    C:\Program Files\Wanova\Mirage Server>Wanova.Server.Tools.exe
    SisIntegrity -full ボリューム パス
    例:
    SisIntegrity -full \\apollo\vol100\MirageStorage

結果

SIS 整合性スクリプトが完了すると、SIS 整合性チェック要約が表示されます。