WinPE イメージを使用することで、Mirage クライアントがインストールされていないデバイスをプロビジョニングしたり、オぺレーティング システムがインストールされていないデバイスをプロビジョニングしたりできます。

WinPE で作成したイメージは、ハード ディスク上ではなくメモリ上で実行されます。

WinPE イメージ上では、プロビジョニングの手順と sysreports の生成のみが実行できます。

Mirage では、レガシー システムと EFI システムへのプロビジョニングがサポートされています。ディスクが Windows 向けではない場合や、既存のボリュームに十分な領域がない場合に、Mirage はディスクの再パーティショニングをすることがあります。再パーティショニングによって、Mirage が選択されたディスク全体に単一のパーティションが作成されます。再パーティショニングは、EFI マシンがレガシー モードで起動するように構成されていた場合に成功します。

注: : エンドポイントでのレガシー起動を選択するオプションがない場合、diskpart を使用して PreMirage スクリプトを実装し、ディスクをパーティショニングできます。
図 1. ディスク パーティションのロジック

WinPE がプロビジョニング手順中に再起動した場合、デバイスが再接続し、新たな保留中のデバイスと見なされます。デバイスの以前のプロビジョニング順序は適用されないため、プロビジョニングのプロセスを再度開始する必要があります。

イメージを起動すると、コマンド プロンプトのウィンドウが 2 つ表示されます。片方のコマンド プロンプト ウィンドウはトラブルシューティング用です。もう片方のコマンド プロンプト ウィンドウは WinPE 環境で Mirage を実行します。
重要: : WinPE は、72 時間の継続使用の後、シェルの実行をいったん停止して再起動します。
以下のオペレーティング システムでは、基本レイヤを使用して、 Mirage でデバイスをプロビジョニングできます。
  • POSReady 2009
  • POSReady 7
  • Windows 7
  • Windows 8.1
  • Windows 10

手順

  1. 該当する WinPE イメージを使用してデバイスを起動します。
    • .wim ファイル。
    • .iso ファイル。
  2. Mirage ステータス ウィンドウが表示されたら、デバイスのホスト名を書きとめます。
    ホスト名は再起動のたびに生成されます。
  3. WinPE イメージを使用してデバイスをプロビジョニングします。
    オプション 操作
    Mirage Web 管理
    1. Mirage Web コンソールに移動し、[保留中のデバイス] タブをクリックします。
    2. 書きとめたホスト名のあるデバイスを選択し、[エンドポイントのプロビジョニング] をクリックします。
    Mirage 管理コンソール
    1. Mirage 管理コンソールに移動し、[インベントリ] > [保留中のデバイス] を選択します。
    2. WinPE デバイスを右クリックし、[デバイス プロビジョニング] を選択します。
    デバイスのプロビジョニング後、デバイスがプロビジョニングされたオペレーティング システムで起動します。