Mirage ブランチ リフレクタを使用すれば、複数のユーザーがデータセンターへの WAN リンクを共有している支店や遠隔地への効率的な配布が促進されます。Mirage クライアントがインストールされるエンドポイント デバイスでブランチ リフレクタ ピアリング サービスを有効にできます。

ブランチ リフレクタは、基本レイヤ イメージ、アプリ レイヤ、ドライバ ファイル、および USMT ファイルを Mirage サーバからダウンロードして、サイト内の他の Mirage クライアントに転送できるようにします。ブランチ リフレクタ マシンのディスクに置かれているファイルだけが転送され、ファイルは Mirage サーバから全くリクエストされません。

このように、ファイルはブランチ リフレクタに一度だけダウンロードされ、基本レイヤをまたぐ共通ファイルは重複ダウンロードなしで他のクライアントで使用できるようになります。

表 1. ブランチ リフレクタの管理

オプション

説明

同期

CVD へのアップロードを開始します。

サスペンド

ブランチ リフレクタおよび通常のエンドポイント デバイスでサーバとのネットワーク通信をサスペンドできます。ブランチ リフレクタのネットワーク操作をサスペンドすることによって、ピア クライアントはブランチ リフレクタ キャッシュからレイヤ ファイルをダウンロードできますが、ブランチ リフレクタはサーバから新しいファイルをダウンロードできません。

レジューム

ネットワーク操作を再開すると、ブランチ リフレクタまたは個々のエンドポイント デバイスは Mirage サーバ クラスタと通信できます。

再起動

ブランチ リフレクタのデバイスを再起動します。

ブランチ リフレクタを無効にする

ブランチ リフレクタが無効にされると、デバイスはブランチ リフレクタ リストから削除されます。エンドポイント デバイスは、デバイス インベントリで通常の Mirage エンドポイントとして残るので、引き続いて使用できます。ブランチ リフレクタが無効にされると、基本レイヤのキャッシュが削除されます。

ローカル キャッシュの再構築

ブランチ リフレクタ マシンのキャッシュされたファイルをクリアします。

設定

設定機能を使用して、特定のブランチ リフレクタの値を設定します。

ピアを拒否

ブランチ リフレクタがゆっくりと動作しているか、過度の帯域幅を使用している場合、ピア クライアントへのサービス提供を停止できます。いつでも休止状態のブランチ リフレクタのピア クライアントへのサービス提供を再開できます。

ピアの拒否機能を使用すると、ブランチ リフレクタはブランチ リフレクタ リストから削除されません。ブランチ リフレクタ のキャッシュが保持されます。

ピアを承諾

ピアを承諾機能を使用して、休止状態のブランチ リフレクタのピア クライアントへのサービス提供を再開できます。

ログの収集

ブランチ リフレクタ デバイスからログを収集します。