GSLB では、トポロジ ベースのアルゴリズムが、次に示すその他のアルゴリズムとともにサポートされています。

  • ラウンド ロビン

  • コンシステント ハッシュ

  • Geo

トポロジ ベースのロード バランシングでは、DNS 仮想サービス レベルで構成されたトポロジ ポリシーを使用して DNS 名解決要求を分散します。これは Geo ロード バランシング アルゴリズムの拡張であり、同様の方法で機能します。トポロジ ベースのアルゴリズムを使用すると、GSLB サービスを通常の DNS ポリシーの実行から除外できます。

DNS 仮想サービスには、DNS ポリシーと同様に、トポロジ ポリシーを構成するオプションが追加されました。これらのポリシーは、トポロジ ベースの GSLB アルゴリズムで構成されたサービスにトリガされます。その他のアルゴリズムでは、トポロジ ポリシーは参照されません。

使用事例

トポロジ ベースのアルゴリズムを、さまざまなテナントに何百もの GSLB サービスが展開されている環境で使用します。一部の GSLB サービスではラウンド ロビン アルゴリズムを使用する必要があります。その他のサービスでは、クライアントの IP アドレス、地理的な場所などに基づいて優先サイトを定義する必要があります。

以前は、上記の要件は文字列グループを使用して満たすことができました。文字列グループは、GSLB サービスの FQDN 名を指定する DNS ポリシーの一部です。文字列グループを使用して DNS ポリシーをトリガし、優先サイトを呼び出します。このアプローチは小規模な環境には適していますが、大規模な環境には適していません。

複数の GSLB サービスでは、テナント ユーザーが DNS ポリシーを変更できないというテナント ベースのアクセス制限がある場合、文字列グループを使用することはできません。GSLB サービスの FQDN を文字列グループに追加するには、DNS ポリシーを変更する権限が必要です。

上記の制限は、トポロジ ベースの GSLB アルゴリズムを使用して解決できます。

この使用事例では、一部の GSLB サービスがラウンド ロビン方式で構成され、その他のサービスはトポロジ ベースのアルゴリズムで構成されます。トポロジ ポリシーは、GSLB メソッドとしてトポロジ ベースのアルゴリズムを使用している GSLB サービスにのみトリガされます。このメソッドを使用すると、テナントに新しい GSLB サービスが追加されるたびに、文字列グループを構成したり、DNS 仮想サービスを変更しなければならないという管理負担が解消されます。

注:
  • トポロジ ポリシーは、DNS ポリシーと同じ照合ターゲットとアクションで構成されます。トポロジ ベースのポリシーには、優先サイトまたはフォールバック サイトのアクションを使用することをお勧めします。

  • トポロジ ベース以外のアルゴリズムの場合、トポロジ ポリシーは考慮されません。

  • トポロジ ポリシーは、トポロジ ベースの GSLB アルゴリズムを使用してすべての GSLB サービスに適用できます。GSLB サービスごとに異なるトポロジ ポリシーを設定する必要がある場合は、FQDN の文字列グループを使用します。

  • トポロジ ポリシーに構成されたアクションが失敗した場合(構成された優先サイトがなくなった場合など)、NSX Advanced Load Balancer の GSLB は位置情報アルゴリズムにフォールバックされます。位置情報の取得が失敗した場合、NSX Advanced Load Balancer の GSLB はラウンド ロビンにフォールバックされます。

  • DNS 仮想サービスに両方のポリシー(DNS ポリシーとトポロジ ポリシー)が関連付けられている場合は、両方のポリシーがトリガされます。ポリシーは、ポリシー内で構成されたアクションに応じて、次の順序でトリガされます。

    • DNS ポリシーが、要求をドロップするか、エラー応答を送信するように構成されている場合は、トポロジ ポリシーよりも優先されます。

    • DNS ポリシーのアクションがサイト選択として構成されている場合、トポロジ ポリシーの決定により、DNS ポリシーがオーバーライドされます。

DNS ポリシーでドロップ ポリシーや応答ポリシーを構成し、トポロジ ポリシーで優先ポリシーやフォールバック サイト選択ポリシーを構成することをお勧めします。