管理テナントのプロファイル オブジェクトは、システム内のすべてのテナントで共有されます。これには、健全性モニター、アプリケーション プロファイル、SSL プロファイル、ネットワーク プロファイル、PKI プロファイルなど、NSX Advanced Load Balancer ユーザー インターフェイスの [テンプレート] セクションに表示されるオブジェクトが含まれます。
NSX Advanced Load Balancer は、インストールの一環で、一連のシステム デフォルト プロファイルを定義します。これらのオブジェクトは編集できますが、名前を変更したり削除したりすることはできません。管理者は、これらのプロファイルに加えて、特定の展開に適したカスタム プロファイル オブジェクトを作成、編集、および削除できます。システム デフォルト プロファイルと、管理テナントで作成されたカスタム プロファイルは、両方ともシステム内のすべてのテナントで自動的に共有されます。テナントはこれらのプロファイルを表示および使用できますが、共有管理プロファイルを削除することはできません。
テナントは、デフォルト プロファイルのパラメータを、アプリケーションの展開に最適なパラメータにオーバーライドすることを選択できます。テナントは、共有管理プロファイルを編集するか、テナント コンテキストで新しいカスタム プロファイルを作成することで、これを行うことができます。共有管理プロファイルを編集すると、コピーオンライト効果が生まれ、同じ名前（ただし UUID は異なる）の新しいプロファイルは、特定のテナントのコンテキストで作成されます。このプロファイル オブジェクトを変更しても、システム内の他のテナントには影響しません。コピーオンライトを使用して、作成されたプロファイルを削除すると、共有管理プロファイルがテナント コンテキストに戻ります。
次の例は、共有機能を示しています。
の順に移動します。[アプリケーション プロファイル] ページには、管理者によっていくつかのカスタム プロファイルが作成されています。デフォルトのプロファイル (System-xxx) は削除できません（チェック ボックスが無効になっており選択できません）。ただし、カスタム プロファイルは削除対象として選択できます（隣接するチェック ボックスを選択できます）。
テナント avidev のコンテキストでは、共有管理プロファイルは表示されますが、どのプロファイルも削除できません。
編集アイコンをクリックすると、テナント avidev が System-HTTP プロファイルと Custom-HTTP プロファイルを編集します。
以前に無効にしたチェック ボックスが選択可能になり、プロファイルがコピーオンライト操作によって削除対象として選択できるようになったことが示されます。
テナント avidev が System-HTTP プロファイルと Custom-HTTP プロファイルを削除します。共有管理プロファイルが表示されるようになりますが、削除はできません。
