このセクションでは、NSX Advanced Load Balancer のアップグレードの開始前に実行するチェックのリストを示します。

NSX Advanced Load Balancer は、すべての NSX Advanced Load Balancer Controller ノードと SE ノードが 1 回のアップグレード手順で新しいソフトウェア バージョンにアップグレードされるシンプルなシステム アップグレード方法をサポートします。次に示すのは、NSX Advanced Load Balancer をアップグレードする前に実行するチェックのリストです。

  • Controller クラスタの 3 台のノードがすべてアクティブであるかどうかを確認します。

    Controller クラスタの詳細については、「NSX Advanced Load Balancer Controller クラスタ」および「NSX Advanced Load Balancer Controller クラスタ構成の変更」を参照してください。

  • アップグレードの前に、すべてのコントローラ ノードに十分なディスク容量があるかどうかを確認します。ディスク使用率は 60% 以下にすることが理想的です。詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancer インストール ガイド』の「NSX Advanced Load Balancer Controller のサイジング」トピックを参照してください。

  • ディスク使用率が多い(80% を超える)場合は、コントローラ ノードにアップロードされたコア アーカイブまたはパッケージを探して削除します。コア アーカイブは、/var/lib/avi/ アーカイブにあります。

  • すべてのサーバが接続されていることを確認します。Show serviceengine を実行します。すべてのサービス エンジンが UP であることを確認します(無効な場合を除く)。詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancer 監視および運用性ガイド』の「SE の無効化」トピックを参照してください。upgrade コマンドは事前チェックを行い、コントローラから切断されているサービス エンジンがないことを確認します。そのため、これらのサービス エンジンなしで、誤ってアップグレードを完了することはありません。

  • すべての SE が必要なバージョンであることを確認します。show version controllershow version serviceengine を実行します。

  • すべてのコントローラの CPU とメモリをチェックして、最小限の推奨事項に準拠していることを確認します。

注:

NSX Advanced Load Balancer(旧 Avi Vantage)のライフサイクル情報については、製品のライフサイクル マトリックスおよびライフサイクル ポリシーを参照してください。