まず、すでにインストールされ、リーダー ノードになる単一の NSX Advanced Load Balancer Controller から開始します。
手順
- 2 台の新しい NSX Advanced Load Balancer Controller ノードをインストールします。
- Controller クラスタ IP アドレスとして使用する IP アドレスを選択します。
OpenStack 展開の場合、以下のオプションのいずれかを選択します。
- コントローラが接続されているのと同じネットワークから未使用の IP アドレスを選択します。クラスタリング中、コントローラは、Controller クラスタ IP を固定 IP アドレスとして、Neutron ポートを自動的に作成します。これにより、Neutron が他の目的でその IP アドレスを割り当てることがなくなります。
- Neutron ポートを明示的に作成し、そのポートに割り当てられた IP アドレスをクラスタ IP アドレスとして使用します。
- Web ブラウザを使用して、インストール済みの NSX Advanced Load Balancer Controller の管理 IP アドレスに移動します。
- の順に移動して、[編集] をクリックします。[クラスタの編集] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
- [Controller クラスタ IP] フィールドに、Controller クラスタの共有 IP アドレスを入力します。
- Controller クラスタを構成します。
注:
AWS に Controller クラスタを展開する場合は、新しいコントローラ用に作成されたパスワードを入力します。詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancerインストール ガイド』にある AWS 展開の「クラスタのセットアップに関する変更」トピックを参照してください。他のすべての環境の展開では、パスワードを空白のままにして、デフォルトの初期管理者認証情報を使用できます。
パブリック IP アドレスは、すべてのパブリック クラウドに対して指定されます。
- これらの手順の後、現在のコントローラがクラスタのリーダーになり、他のコントローラをフォロワー メンバーとしてクラスタに招待します。NSX Advanced Load Balancer は、次にクラスタのウォーム リブートを実行します。この処理には 2 ~ 3 分かかることがあります。リブート後にクラスタがオンラインになると、リーダー NSX Advanced Load Balancer Controller ノードの構成が新しいフォロワー ノードに同期されます。
- リーダー NSX Advanced Load Balancer Controller は、Controller クラスタ IP アドレスをセカンダリ IP アドレスとして管理インターフェイスに割り当てます。
- OpenStack 展開の場合、リーダーは Neutron API 呼び出しも実行して、管理インターフェイスに対応する Neutron ポートの allowed-address-pairs のリストに Controller クラスタ IP アドレスを設定します。
- コントローラ ノードの IP アドレスの代わりに FQDN を使用するには、次のセクションを参照してください。
次のタスク
リーダー コントローラは、Controller クラスタ IP アドレスをセカンダリ IP アドレスとして管理インターフェイスに割り当てます。
OpenStack 展開の場合、リーダーは Neutron API 呼び出しも実行して、管理インターフェイスに対応する Neutron ポートの allowed-address-pairs のリストにController クラスタ IP アドレスを設定します。
コントローラ ノードの IP アドレスの代わりに FQDN を使用するには、「DNS ホスト名によるクラスタの構成」を参照してください。