NSX Advanced Load Balancer Controller は NSX Advanced Load Balancer ADC の管理およびオーケストレーション エンジンです。
高可用性と回復力を提供するために、3 つのコントローラ インスタンスで構成するクラスタを展開することをお勧めします。Controller クラスタが形成されると、コントローラは、NSX Advanced Load Balancer 機能の構成や操作データの取得に使用されるコントローラ インスタンスに関係なく、状態を同期します。
Controller クラスタ アーキテクチャの詳細については、「NSX Advanced Load Balancer Controller の高可用性」を参照してください。
AWS 環境では、AWS アベイラビリティ ゾーン (AZ) は冗長性と個別のフォールト ドメインを提供します。すべての AWS リージョンは、少なくとも 2 つの AZ をサポートします。AWS AZ が提供する HA を活用するには、クラスタの異なるコントローラ インスタンスを異なる AZ に展開することをお勧めします。
AZ 全体での NSX Advanced Load Balancer Controller クラスタの管理
AWS サブネットが AZ 全体にまたがっていない場合、各 NSX Advanced Load Balancer Controller は異なるサブネットから IP アドレスを受信します。
このシナリオでは、AWS Route 53 で FQDN を作成し、3 つのコントローラ IP すべてをこの FQDN に関連付けることをお勧めします。また、FQDN がパブリック ゾーンに追加されている場合は、Route 53 の健全性チェックを複数値ルーティングと組み合わせて使用できます。これにより、健全なコントローラ IP アドレスだけが返されます。