アプリケーション Cookie モードのパーシステンスは、HTTP アプリケーション プロファイルがアタッチされている仮想サービスに適用されます。このパーシステンス メソッドを使用すると、NSX Advanced Load Balancer ではパーシステンスに関して独自の Cookie を HTTP 応答に挿入することはありません。代わりに、サーバまたはヘッダーのいずれかによって挿入される既存の Cookie に依存します。指定した Cookie がクライアント要求に存在しない場合、NSX Advanced Load Balancer では同じ名前の URI クエリを検索し、その値を保持します。このパーシステンスは ASP または Java セッション ID で実行されます。

セッション ID を使用すると、サーバではクライアントが Cookie を受け付けるかどうかを制御しません。この目的なら、Cookie と URI の両方にセッション ID を埋め込むことを選択することができます。古いブラウザや欧州のクライアントであれば、Cookie はスキップしてセッション ID は要求のクエリ内に含めることができます。そのため NSX Advanced Load Balancer では、両方の場所を自動でチェックします。

サーバの応答とクライアントの要求に識別子が特定されたら、NSX Advanced Load Balancer では次のように、将来のパーシステンスに向けて、エントリをローカル パーシステンス テーブルに作成します。

www.avinetworks.com/index.html?jsessionid=a1b2c3d4e5

注:

このメソッドは、既存のサーバ Cookie を使用します。NSX Advanced Load Balancer でパーシステンスに独自の Cookie を使用するには、HTTP Cookie パーシステンス モードを使用します。これは簡単でありスケーラブルです。

その他のパーシステンス メソッドとオプションの詳細については、「パーシステンス」を参照してください。

パーシステンス テーブル

アプリケーション Cookie パーシステンスはローカルに SE ごとに保存されるため、テーブルが大きくなるとメモリ消費量も増えます。パーシステンス テーブルが非常に大きい場合は、SE にメモリを追加することを検討してください。SE メモリの SE グループ プロパティによって、[SE グループ ] > [接続テーブル設定] から行えます。

アプリケーション Cookie パーシステンス テーブルは、このパーシステンス タイプが構成されているプールを使用して、仮想サービスをサポートする SE すべてに自動的にミラーリングされます。

構成オプション

アプリケーション Cookie パーシステンス プロファイルを構成するためのフィールドの詳細については、「HTTP Cookie パーシステンス NSX Advanced Load Balancer のユーザー インターフェイス構成オプション」を参照してください。[タイプ] ドロップダウン メニューで [アプリケーション Cookie] が選択されていることを確認します。