パーシステンスのカスタム HTTP ヘッダー モードは、HTTP アプリケーション プロファイルが接続された仮想サービスに適用できます。このメソッドを使用すると、パーシステンスのために HTTP ヘッダーを特定のサーバに手動でマッピングできます。

SE は、定義された HTTP ヘッダーの値を検査し、各サーバの静的に割り当てられたヘッダー フィールドに対して値を照合します。一致する値がある場合、クライアントはサーバに保持されます。サーバのヘッダー フィールドは、[アプリケーション] > [プール] > [サーバ ページを編集] でサーバ テーブル内の [ヘッダー値] フィールドを使用して構成します。

次の例では、クライアントが HTTP 要求を送信すると、コントローラは、ユーザーの HTTP ヘッダー パーシステンス プロファイルで構成された名前に基づいてヘッダーが存在するかどうかを確認します。クライアントの要求にヘッダーが存在する場合、値は次のようにサーバに対してマッピングされます。値が server2 の場合、コントローラはクライアントを apache2 に送信します。ヘッダーが存在しない場合または値が一致しない場合、クライアントは任意のサーバに自由にロード バランシングされます。

パーシステンス テーブル

このメソッドはヘッダー値をサーバに静的にマッピングするため、各 SE でパーシステンス テーブルを維持したり、ミラーリングを行ったりする必要がなくなります。このパーシステンス タイプでプールが構成されている仮想サービスをサポートするすべての SE は、ユーザーを自動的に同じサーバに正しく転送または維持します。

構成オプション

カスタム HTTP ヘッダー パーシステンス プロファイルの構成の詳細については、「HTTP Cookie パーシステンス」の「NSX Advanced Load Balancer ユーザー インターフェイスの構成オプション」を参照してください。[タイプ] ドロップダウン メニューから [カスタム HTTP ヘッダー] が選択されていることを確認します。