FTP/FTPS 健全性モニターは、プール メンバーとして構成された FTP サーバの健全性をチェックします。ファイルがサーバからダウンロードされます。ダウンロードが正常に完了すると、サーバは UP とマークされます。ファイル転送に失敗すると、サーバは DOWN とマークされます。

FTP/FTPS 健全性モニターの構成

CLI で次のフィールドを使用して健全性モニターの FTP/FTPS 設定を構成します。

フィールド

説明

Filename

ダウンロードする必要があるファイル名をフル パスを含めて入力します。たとえば、ftp/testfile.txt です。

Mode(オプション)

データ転送モード(アクティブ/パッシブ)を選択します。デフォルトでは、パッシブ モードが選択されています。

  • ポート モード(アクティブ モード):クライアントは、データ接続を確立できるサーバにポートを送信します。制御接続で PORT <port-num> コマンドを使用して、サーバに同じことを通知します。

  • パッシブ モードでは、クライアントは制御接続で PASV コマンドをサーバに送信します。応答として、サーバはデータ接続を確立できる IP アドレスとポートを送信します。

Username

FTP サーバで認証が必要な場合は、ユーザー名を入力します。

Password

FTP サーバで認証が必要な場合は、ユーザー アカウントのパスワードを入力します。

SSL Attributes

FTPS 健全性モニターの場合は、SSL 属性を入力します。

注:

現在、FTP/FTPS 健全性モニターは CLI を使用してのみ構成できます。

FTP 健全性モニターのサンプル構成を次に示します。

[admin:avi-controller]: > configure healthmonitor ftp-hm
[admin:avi-controller]: healthmonitor> type health_monitor_ftp
[admin:avi-controller]: healthmonitor> authentication username aviuser
[admin:avi-controller]: healthmonitor:authentication> password xyz123
[admin:avi-controller]: healthmonitor:authentication> save
[admin:avi-controller]: healthmonitor> ftp_monitor filename ftp/ftptest
[admin:avi-controller]: healthmonitor:ftp_monitor> save
[admin:avi-controller]: healthmonitor> save
注:

FTPS 健全性モニターを構成する前に、SSL プロファイルが存在することを確認します。

FTPS 健全性モニターは、次のように構成できます。

[admin:avi-controller]: > configure healthmonitor ftps-hm
[admin:avi-controller]: healthmonitor> type health_monitor_ftps
[admin:avi-controller]: healthmonitor> authentication username aviuser
[admin:avi-controller]: healthmonitor:authentication> password xyz123
[admin:avi-controller]: healthmonitor:authentication> save
[admin:avi-controller]: healthmonitor> ftps_monitor filename ftp/ftptest
[admin:avi-controller]: healthmonitor:ftps_monitor> ssl_attributes ssl_profile_ref System-Standard
[admin:avi-controller]: healthmonitor:ftps_monitor:ssl_attributes> save
[admin:avi-controller]: healthmonitor:ftps_monitor> save
[admin:avi-controller]: healthmonitor> save

FTPS 健全性モニターに使用できる SSL 構成は次のとおりです。

  • SSL Profile:既存の SSL プロファイルを選択するか、必要に応じて新しい SSL プロファイルを作成します。これは、バックエンド サーバに送信される健全性モニター トラフィックの暗号と SSL バージョンを定義します。

  • PKI Profile:既存の PKI プロファイルを選択するか、必要に応じて新しい PKI プロファイルを作成します。これは、サーバによって提示された SSL 証明書を検証するために使用されます。

  • SSL Key and Certificate:既存の SSL キーと証明書を選択するか、必要に応じて新しい SSL キーと証明書を作成します。