このセクションでは、HTTP 圧縮について詳しく説明します。
CLI を使用して NSX Advanced Load Balancer SE の圧縮オプションを変更するにはどうすればよいですか。
SE の HTTP 圧縮オプションは、CLI で configure applicationprofile コマンドを使用して変更します。シェル モードにログインし、以下の手順に従って CLI を使用して圧縮プロファイルを変更します。
[admin-cntrl]> configure applicationprofile <name of the profile> [admin-cntrl]:applicationprofile> http_profile [admin-cntrl]: applicationprofile:http_profile>compression_profile
圧縮に関連する変更は、SE 全体に即座に適用されますか、それとも設定が変更された後に作成された新しい SE にのみ適用されますか。
HTTP 圧縮オプションに関連する変更は、アプリケーション プロファイルを通じて即座に新しいクライアント接続にのみ適用されます。
クライアント RTT は適用される圧縮にどのように関連していますか。
アグレッシブ圧縮オプションを使用すると、データが約 80% 圧縮され、SE とクライアントの両方で必要な CPU リソースが増えます。アグレッシブ圧縮では、転送に必要な帯域幅が少なくなります。通常圧縮の圧縮率は 75% で、CPU と帯域幅間の適切なバランスが取れます。クライアント RTT に基づいて、次の基準によって圧縮アクションが決定されます。
rtt > max_low_rtt の場合は、通常圧縮が適用されます。
rtt > min_high_rtt の場合は、アグレッシブ圧縮が適用されます。
max_low_rtt がデフォルト値（10 ミリ秒）から 1 ミリ秒に変更されると、圧縮は常に適用されます。
RTT の最大値と最小値を追加するにはどうすればよいですか。
RTT の最大値と最小値は、configure serviceengineproperties モードの se_dp_compression コマンドを使用して構成します。
[admin-cntrl]> configure serviceengineproperties [admin-cntrl]: seproperties> se_runtime_properties [admin-cntrl]: seproperties:se_runtime_properties> se_dp_compression [admin-cntrl]: seproperties:se_runtime_properties:se_dp_compression> max_low_rtt 1 [admin-cntrl]: seproperties:se_runtime_properties:se_dp_compression> save [admin-cntrl]: seproperties:se_runtime_properties> save [admin-cntrl]: seproperties> save
NSX Advanced Load Balancer が必ずしもアグレッシブ圧縮を使用しないのはなぜですか。
アグレッシブ圧縮では、必要な CPU サイクルが増えます。カスタム圧縮モードでは、アグレッシブ圧縮レベルによりデータが約 80% 圧縮され、NSX Advanced Load Balancer とクライアントの両方で必要な CPU リソースは増え、転送に必要な帯域幅は少なくなります。通常圧縮レベルでは、データが約 75% 圧縮され、CPU と帯域幅間の適切なバランスが取れます。
