このセクションでは、SE 起動プロパティについて説明します。
SE 起動プロパティは、CLI コマンド serviceengineproperties -> se_bootup_properties で使用できます。
serviceengineproperties
階層はコントローラ レベルにあり、そのパラメータは起動時にすべてのクラウドのすべての SE に適用されます。
サポートされていないサービス エンジン起動プロパティ
se_bootup_properties
にあった次のパラメータはサポートされなくなりました。
ssl_sess_cache_timeout
:タイムアウトを構成するには、SSL プロファイルのsession_timeout
を使用します。
サービス エンジン グループ プロパティへの移行
次のパラメータは SE グループ レベルに移行しています。
l7_conns_per_core
ssl_sess_cache_per_vs
l7_resvd_listen_conns_per_core
これらのパラメータは、必要に応じて SE グループごとに異なった構成にすることができます。
圧縮プロパティの移行
次のパラメータは [アプリケーション プロファイル]、compression_profile
レベルの下に移行しています。
buf_num
buf_size
level_normal
level_aggressive
window_size
hash_size
これらのパラメータは、[アプリケーション プロファイル] ごとに異なった構成にすることができます。
圧縮プロファイルの詳細については、「圧縮プロファイル」を参照してください。
サービス エンジン ランタイム プロパティの更新
SE ランタイム プロパティは、CLI コマンド serviceengineproperties
-> se_runtime_properties
で使用できます。
serviceengineproperties
階層はコントローラ レベルにあり、そのパラメータはすべてのクラウドのすべての SE に適用されます。これらのパラメータは SE の実行中に変更できます。このことは、すでに実行中の SE を含むすべての SE に適用されます。
サポートされていないサービス エンジン ランタイム プロパティ
se_runtime_properties
にあった次のパラメータはサポートされなくなりました。
upstream_connpool_strategy
:代替となるのは、[アプリケーション プロファイル]. のconnection_multiplexing_enabled
です。spdy_fw_proxy_parse_enable
se_runtime_properties
の次のキャッシュ関連プロパティはサポートされなくなりました。
mcache_enabled
:代替:アプリケーション プロファイル -> cache_config -> 有効mcache_store_in_min_size
:代替:アプリケーション プロファイル -> cache_config -> min_object_sizemcache_store_in_max_size
:代替:アプリケーション プロファイル -> cache_config -> max_object_sizemcache_store_se_max_size
:代替:サービス エンジン グループ -> app_cache_percentmcache_fetch_enabled
mcache_store_in_enabled
mcache_store_out_enabled
サービス エンジン グループ プロパティへの移行
次のパラメータは SE グループ レベルに移行しています。
upstream_connpool_enable
upstream_connect_timeout
upstream_send_timeout
upstream_read_timeout
downstream_send_timeout
lbaction_num_requests_to_dispatch
lbaction_rq_per_request_max_retries
user_defined_metric_age
enable_hsm_log
ngx_free_connection_stack
http_rum_console_log
http_rum_min_content_length
これらのパラメータは、必要に応じて SE グループごとに異なった構成にすることができます。
圧縮プロパティの移行
次のパラメータは [アプリケーション プロファイル] の compression_profile level に移行しています。
min_length
max_low_rtt
min_high_rtt
mobile_strs
これらのパラメータは、[アプリケーション プロファイル] ごとに異なった構成にすることができます。
圧縮プロファイルの詳細については、「圧縮プロファイル」を参照してください。
LDAP/基本認証プロパティの移行
次のパラメータは仮想サービス、ldap_vs_config の下に移行しています。
se_auth_ldap_cache_size
se_auth_ldap_conns_per_server
se_auth_ldap_reconnect_timeout
se_auth_ldap_bind_timeout
se_auth_ldap_request_timeout
se_auth_ldap_servers_failover_only
これらのパラメータは、仮想サービスごとに異なった構成にすることができます。
LDAP/基本認証の詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancer 管理ガイド』の「基本認証」セクションを参照してください。