NSX Advanced Load Balancer 構成内の各オブジェクトには、一意の ID が割り当てられます。異なるテナント内の複数のオブジェクトが同じ名前を持つ場合があります。たとえば、複数のテナントに「web」という名前の仮想サービスがある場合があります。NSX Advanced Load Balancer との相互作用が自動化された場合(特に API を使用する場合)、仮想サービスなどのオブジェクトの UUID を取得する方法を知っておくと役立ちます。このトピックでは、API、CLI、ユーザー インターフェイスを使用してオブジェクトの UUID を検索する手順について説明します。

たとえば、コントローラが名前を正しいテナントに解決できるように、API 呼び出しでテナント ヘッダー (X-Avi-Tenant) を設定することをお勧めします。ヘッダー挿入の詳細については、SDK および API ガイドを参照してください。

API を使用した UUID の検索

https://10.1.1.1/api/virtualservice?name=FTP-VS&fields=uuid

GUI を使用した UUID の検索

仮想サービス名をクリックします。

GUI は NSX Advanced Load Balancer Controller で API 呼び出しを実行しているため、UUID は URL に反映されます。

https://10.1.1.1/#/authenticated/applications/virtualservice/virtualservice-0523452d-c301-4817-a5e0-ee66b95bd287/analytics?timeframe=6h

CLI を使用した UUID の検索

: > show virtualservice FTP-VS
+---------------------------+-----------------------------------------------------+
| Field                     | Value                                               |
+---------------------------+-----------------------------------------------------+
| uuid                      | virtualservice-0523452d-c301-4817-a5e0-ee66b95bd287 |
| name                      | FTP-VS                                              |
| address                   | swapnil2                                            |
| ip_address                | 10.130.129.14                                       |

名前でのオブジェクトの参照

NSX Advanced Load Balancer 内に作成されたオブジェクトの場合、UUID ではなく名前でオブジェクトを参照できます。しかし、サブネットなどのオブジェクトは、NSX Advanced Load Balancer の外部で作成され、OpenStack などを介してコントローラにプッシュダウンされます。このようなオブジェクトは、名前ではなく UUID を使用して API 呼び出しで参照する必要があります。したがって、一般的に、API 呼び出しでは名前ではなくオブジェクト UUID を参照することがベスト プラクティスと考えられています。