スループットという用語は、NSX Advanced Load Balancer Web インターフェイスおよびドキュメント全体で使われています。ベンダーによってスループットの定義には多少の違いがあり、コンテキストに応じて異なる場合もあります。

スループット

NSX Advanced Load Balancer では、スループットは、仮想サービス、プール、SE を経由するトラフィック パスに基づいて定義されます。

  • A - SE へのクライアント要求

  • B - サーバへの SE 要求

  • C - クライアントへの SE 応答

  • D - SE へのサーバ応答

スループット計算

NSX Advanced Load Balancer は、スループットを次のように計算します。

  • 仮想サービス トラフィックの場合、スループットは次のように計算されます:A + C

  • プール トラフィックの場合、スループットは次のように計算されます:B + D

  • SE トラフィックの場合、スループットは次のように計算されます:A + B + C + D

スループット数が異なる理由

SE のスループット値は、仮想サービスとプールの合計スループット値よりも大きくなる可能性があります。これは、次のいずれかの条件によって発生する可能性があります。

  • コントローラとの通信中の管理トラフィックの負荷。

  • プール サーバへの健全性モニタリング トラフィック。

  • SE によってホストされる複数の仮想サービスとプール。(スループット数には、SE によってホストされているすべての仮想サービスとプールが含まれます)。

ネットワークまたはアプリケーション ヘッダー、SSL オフロード、圧縮、キャッシュ、多重化、またはその他の多くの機能によって、仮想サービスとそのプール間でスループット数が異なる場合があります。