このセクションでは、アプリケーション単位のサービス エンジン (SE) モードについて説明します。
アプリケーション単位の SE モードでは、高度なアプリケーション分離を使用したアプリケーション単位の専用 LB ベースでロード バランサをコスト効率よく導入できます。この設定は SE グループ レベルです。
SE グループがアプリケーション単位の SE モードで構成されている場合、vCPU はライセンス使用量に対して 25% の割合でカウントされます。たとえば、アプリケーション単位の SE グループ内の各 2-vCPU SE は、半分の vCPU ライセンス (2 * 0.25) を使用します。
アプリケーション単位の SE モードは、SE ごとに最大 2 つの仮想サービスに制限されています。SNI または EVH 仮想サービス(親子)の場合、それぞれ 1 つの子を持つ 2 つの親に制限されています。また、ユーザーが HA を有効にすることもできます。すべての HA モードがサポートされています。VS 単位のライセンス モードは、DNS 仮想サービスではサポートされていません。
NSX Advanced Load Balancer ユーザー インターフェイスでのアプリケーション単位の SE モードの構成
の順に移動します。
編集する SE グループを選択し、鉛筆(編集)アイコンをクリックします。
[アプリケーション単位の SE モード] は、次の図に示すように、[高可用性と配置設定] で使用できます。デフォルトでは、すべての SE グループでアプリケーション単位の SE モードが無効になっています。
チェックボックスをクリックして [アプリケーション単位の SE モード] を有効にした後、[保存] をクリックします。
[サービス エンジンごとの仮想サービス] の表示値が自動的に 2 に変わります。
NSX Advanced Load Balancer CLI でのアプリケーション単位の SE モードの構成
SE グループを定義する際は、NSX Advanced Load Balancer Controller シェル プロンプトから次のコマンドを呼び出してアプリケーション単位の SE モードを有効にします。
[admin Controller]: > configure serviceenginegroup <name-of-the-SE-group> [admin Controller]: serviceenginegroup> per_app Overwriting the previously entered value for per_app [adminController]: serviceenginegroup> save per_app | True
制限事項
SE グループを初めて定義する場合にのみ、アプリケーション単位の SE モードを設定できます。既存のセットアップでは切り替えることができません。オプションを切り替えようとしても無視され、エラー メッセージが表示されます。