LBaaS CLI シェルのインストール

CLI シェルは、コントローラの CLI の PC クライアントバージョンを介して NSX Advanced Load Balancer Controller にアクセスできます。

CLI シェルインストールパッケージには、次の 2 つのバージョンがあります。

avi_shell-16.1.5000.tar.gz 以降：: すべてのインフラストラクチャタイプで使用できます。このバージョンの CLI シェルをインストールする場合は、ここをクリックします。
avi_lbaas-16.1.9014.tar.gz 以降：: インフラストラクチャタイプが OpenStack であり、Keystone サポートが有効になっている場合に使用できます（これは初期 NSX Advanced Load Balancer Controller 設定中のオプションであり、後で構成することもできます）。このバージョンの CLI シェルをインストールするには、この記事の後続の部分に進みます。

リモート CLI シェルを有効にするための要件

CLI シェルサーバは TCP ポート 5054 で待機します。リモート CLI シェルを使用するには、CLI クライアントと NSX Advanced Load Balancer Controller との間のファイアウォールルールでポート 5054 を許可する必要があります。

サポートされる OS バージョン

CLI シェルのバージョンは、Linux および Mac で使用できます。

Linux Ubuntu Docker コンテナ
Linux（Docker コンテナに含まれない）
Mac

各 OS について、手順は同じです。

前提条件

NSX Advanced Load Balancer CLI シェルには次のソフトウェアが必要です。

pip（Python 用パッケージマネージャのインストール）。
仮想環境 (virtualenv)：コマンド構文は次のとおりです。
NSX Advanced Load Balancer CLI シェルインストールファイル：AWS S3 から。

また、NSX Advanced Load Balancer Controller が OpenStack クラウドに展開され、Keystone サポートが有効になっている場合は、CLI シェルの LBaaS バージョンが適用されます。次のような Keystone カタログエントリが必要です。

source admincc
keystone catalog
Service: avi-lbaas
+-----------+----------------------------------+
|  Property |              Value               |
+-----------+----------------------------------+
|     id    | db5e92e8740c4850ba3d81c73b6c4f23 |
| publicURL |     https://10.10.25.201/api     |
|   region  |            regionOne             |
+-----------+----------------------------------+
...
...

Keystone カタログに NSX Advanced Load Balancer のエントリが含まれていない場合は、次のセクションの手順を使用して追加する必要があります。

NSX Advanced Load Balancer の Keystone カタログエントリの追加

Keystone エントリを追加するには、管理者が必要です。

このセクションでは、管理者が NSX Advanced Load Balancer の Keystone エントリを作成するために使用できるコマンド文字列を提供します。コマンド文字列は、OpenStack クライアントと Keystone クライアントのどちらを使用して入力するかによって、若干異なります。

次の値を展開に適用可能な値に置き換えてください。

NSX Advanced Load Balancer：コントローラ -IP：: NSX Advanced Load Balancer Controller の管理 IP アドレス。
RegionOne：: NSX Advanced Load Balancer Controller が使用を許可するリージョンの名前。リージョンが 1 つしかない場合は、「keystone catalog」と入力し、他のサービスに使用されるリージョン名を選択します。

`openstack-client` を使用している場合

open-stack クライアントのバージョンに応じて、ここに示す 1 つまたは他のコマンドセットを使用します。openrc 認証情報に「OS_IDENTITY_API_VERSION=3」が含まれている場合は、2 番目のコマンドセットを使用します。それ以外の場合は、最初のコマンドセットを使用します。

openrc 認証情報に「OS_IDENTITY_API_VERSION=3」が含まれていない場合：

openstack service create  --name avi --description "Avi LBaaS" avi-lbaas
openstack endpoint create --publicurl https://AviControllerIP/api --region RegionOne avi-lbaas

openrc 認証情報に「OS_IDENTITY_API_VERSION=3」が含まれている場合：

openstack service create  --name avi --description "Avi LBaaS" avi-lbaas
openstack endpoint create --region RegionOne avi-lbaas public https://AviControllerIP/api

keystone-client を使用している場合

keystone service-create --name avi --type avi-lbaas --description "Avi LBaaS"
keystone endpoint-create --service-id $(keystone service-list | awk '/ avi-lbaas / {print $2}') --publicurl https://AviControllerIP/api --region RegionOne