vCenter Server で提供されるアクセス レベルに応じて、次のモードを使用して NSX Advanced Load Balancer を VMware Cloud に展開できます。

書き込みアクセス モード

このモードでは、write 権限を持つ vCenter Server ユーザー アカウントが必要です。コントローラが必要に応じてサービス エンジンを自動的に起動し、vCenter Server にアクセスしてネットワークと仮想マシンに関する情報を検出します。

アクセス権なしモード

コントローラは vCenter Server にアクセスしません。NSX Advanced Load Balancer と vCenter Server 管理者は、サービス エンジンを手動で展開し、ネットワークとインターフェイスの IP アドレスを定義して、サービス エンジンを正しいネットワークにマッピングします。

注:

NSX Advanced Load Balancer では、VMware vCenter については IPv6 がサポートされます。

推奨される展開モードは書き込みアクセスです。これは、最も迅速かつ簡単な展開方法であり、NSX Advanced Load Balancer と vCenter Server 間で最高レベルの自動化を提供します。

アクセス権なしモードでは、次のようになります。

  • コントローラは vCenter Server にアクセスせず、また、SE を自動的に展開することも、ネットワークに接続することもしません。

  • SE の展開とネットワークへの配置は、NSX Advanced Load Balancer と vCenter Server の管理者によって実行されます。

  • コントローラは、SE 仮想マシン分析の仮想マシン プロパティを提供します。ただし、仮想サービスの分析は引き続き提供します。

  • コントローラ用に vCenter Server の OVF プロパティ [Controller クラスタ UUID] を設定する必要があります。