このセクションでは、NSX Advanced Load Balancer を展開する前に考慮する必要があるさまざまな GCP プロジェクトについて説明します。

GCP プロジェクトの選択

Google Cloud で NSX Advanced Load Balancer をプロビジョニングするには、GCP プロジェクトでコントローラと SE を作成する場所を選択する必要があります。

GCP プロジェクトは次のように分類されます。

  1. コントローラ プロジェクト

    • コントローラ プロジェクトは、コントローラの作成に使用されます。

    • このプロジェクトは、コントローラが GCP にある場合にのみ必要です。

  2. サービス エンジン プロジェクト

    このプロジェクトには、サービス エンジンが含まれます。このプロジェクトでは、次のリソースが作成されます。

    • サービス エンジン イメージ

    • サービス エンジン仮想マシン

    • ネットワーク ロード バランサ(パブリック仮想 IP (VIP) が構成される場合)

  3. ネットワーク プロジェクト

    ネットワーク プロジェクトは、GCP Virtual Private Cloud (VPC) を含み、次のために使用されます。

    • サービス エンジン仮想マシンの管理およびデータ NIC 用に、IP アドレスを割り当てます。

    • VIP のルートを作成します。

    • ファイアウォール ルールを作成します。

  4. ストレージ プロジェクト

    • このプロジェクトは、Google Cloud Storage (GCS) のバケットとオブジェクトを作成するために必要です。

    • サービス エンジン イメージは、このプロジェクトのバケットにアップロードされます。

    • GCP でイメージが作成されると、バケットは削除されます。

注:

リストされたプロジェクトは、展開トポロジに応じて、同じ GCP プロジェクトに含めることも、異なるプロジェクトに含めることもできます。