NSX Advanced Load Balancer は、Google Cloud Platform (GCP) との統合をサポートしています。ロード バランシングを超えた拡張を可能にする柔軟なアプリケーション サービスを提供し、アプリケーションとセキュリティに関するリアルタイムの分析情報の提供、トラブルシューティングの簡素化、予測可能な自動拡張、開発者のセルフサービスと自動化を Google Cloud Platform でホストされるアプリケーションで実現します。

注:
  • GCP で Linux サーバ クラウドおよび GCP IP アドレス管理はサポートされません。

機能

GCP 向けの NSX Advanced Load Balancer では、次の機能が提供されます。

  • NSX Advanced Load Balancer では、GCP クラウドでの完全な自動化が可能です。仮想サービスを作成すると、GCP で SE が自動的に起動されるようになります。

  • ロールとは、メンバーに割り当てることができる権限のグループです。GCP プロジェクトではカスタム ロールを設定できます。これらのロールは、GCP でリソースを作成するため、NSX Advanced Load Balancer のサービス アカウントに割り当てられます。

  • Google Cloud Platform (GCP) ファイアウォール ルールを使用すると、指定した構成に基づいて、仮想マシン (VM) インスタンス間のトラフィックを許可または拒否できます。ファイアウォール ルールを作成して、Virtual Private Cloud (VPC) ネットワークと、ルールの動作を定義する一連のコンポーネントを指定します。

  • NSX Advanced Load Balancer は、単一のコントローラ(単一ノード展開)または 3 ノードの Controller クラスタで実行します。単一のコントローラを使用する展開では、コントローラは管理機能とすべての分析データの収集および処理を実行します。

  • ユーザー管理の暗号化キー (CMEK) は、GCP クラウドのための SE ディスクの暗号化をサポートします。

  • NSX Advanced Load Balancer では、GCP 内部ロード バランサ (ILB) としての VIP がサポートされます。この機能では、VIP の到達可能性が ILB を介して提供されます。VIP は、GCP サブネットから割り当てられ、ILB のフロントエンド IP になります。ILB バックエンドには、すべての SE が含まれ、それらのエンジンに仮想サービスが配置されます。

  • GCP クラウド ネットワーク構成が可能です。