一部のプロトコルは本質的にログ出力が多く、エラーを示すわけではないが、重要でないログを無効にしても除外されない、大量のメッセージが生成される場合があります。これらの無関係なメッセージによってログが不明瞭になり、仮想サービスの全体的な健全性スコアが不必要に低下する可能性があります。
たとえば、NT LAN Manager (NTLM) を使用して、保護されたリソースへのアクセスを認証するアプリケーションでは、大量の「401 認証が必要です」メッセージが生成される可能性があります。これらは、サーバからの状態コード 401 の HTTP 応答です。NTLM は認証プロセス中に 401 メッセージを使用します。クライアントが NTLM によって保護されたリソースを要求すると、プロトコルは 401 メッセージを表示して応答し、リソースへのアクセスに必要な認証情報をクライアントに要求します。NTLM が同じリソースへのアクセスを再認証するたびに、401 メッセージがさらに生成されます。
仮想サービスのクライアント ログから不要なメッセージを除外するには、仮想サービスで使用される分析プロファイル内でフィルタを構成します。
クライアント ログからの HTTP 状態コードの除外
特定の状態コード(401 など)を持つ HTTP 応答を除外するには、仮想サービスで使用される [分析プロファイル] を編集します。
仮想サービスで使用される分析プロファイルにアクセスします。
の順に移動します。
仮想サービス名の横にある [編集] アイコンをクリックします。
[分析] タブをクリックします。
[分析プロファイル] ドロップダウン メニューから [アプリケーション プロファイル] を選択し、編集アイコンをクリックします。これにより、プロファイルの構成ポップアップが開きます。(新しい分析プロファイルを作成する場合は、[分析プロファイル] ドロップダウン メニューから [作成] を選択します)。
除外するエラー コード(この例では 401)を [エラー分類から HTTP 状態コードを除外] フィールドに入力します。(新しいプロファイルを作成する場合は、[名前] フィールドにも名前を入力します)。
[保存] をクリックします。
新しいプロファイルが作成された場合は、そのプロファイルを仮想サービスに追加してください。デフォルトでは、システムのデフォルトの分析プロファイル ([System-Analytics-Profile]) が仮想サービスに接続されます。
必要に応じて、仮想サービス構成を経由せずに分析プロファイルの構成ポップアップにアクセスできます。[編集] アイコンをクリックするか、[作成] をクリックして新しいプロファイルを作成します。
の順に移動します。プロファイル名の横にある